FASHION

ヤフー「ファッション検索機能」を追加、ZOZOTOWNやパルコ、109の人気ランキングを検索結果で画像表示する新機能



ヤフーは、同社が運営する日本最大級の検索サービス「Yahoo!検索」に「ファッション検索機能」を追加し、2月5日(水)から公開。「ZOZOTOWN」や「SHIBUYA109 NET SHOP」「109MEN’S NET SHOP」、「PARCO-CITY」、「iQON」と連携した新機能で、ファッション領域における検索の満足度向上を目指す取り組みをスタートしています。

この「ファッション検索機能」は、ファッションに特化した各社ECサイト、ほかファッション系サービスから、数百種類の人気ランキングや商品情報を提供するコンテンツ連携により展開されるもので、ユーザーが「コート」「ブーツ」「時計」など、ファッションのキーワードとなるアイテム名(品目)で検索すると、その検索キーワードと連動した各サービス毎の人気ランキングが、検索結果の1ページ目に大きく表示されます。ランキングはレディスとメンズで表示を切り替えられるほか、各商品の情報(写真、ブランド、価格、セール中かどうか)や、アイテム名とよく一緒に検索されるブランド名も掲載されます。また、写真をクリックすれば各サービスの商品ページへすぐに遷移できる仕組みになっています。

同社によると、ファッションに関する検索行動では主に、1.特定の目的を持ち、ブランド名やショップ名を検索して商品を調べる傾向と、2.漠然とした関心や欲求から、「アウター」「ジャケット レディース」「鞄 人気」などのアイテム名を検索して、トレンドや商品を調べるという2つに傾向が大分しており、後者の2においてこれまで以上にユーザーの関心や欲求に直結する情報を提示することを目的に、本機能の導入に至ったとしています。

「Yahoo!検索」は、既に「NAVER まとめ」や「クックパッド」と検索結果で同様に連携しており、今回の導入によりファッションにおいてもユーザーの利便性を高め、検索の満足度向上やユーザー数の拡大を目指します。

※実際の検索結果例:
「コート」 http://yahoo.jp/itrJhH
「ストール メンズ」 http://yahoo.jp/H7p4xL

現在は、ビッグワードとよばれる検索数が多く汎用的なキーワードによる実験的な取り組みとなっていますが、今後、対象キーワードが追加され、検索精度が高くなることを考えると、提携サイト以外のECサイト、つまりブランドの自社ECへの自然流入減やリスティング広告への影響が懸念されます。

その一方で、ユーザー視点でみると利便性が高くなる反面、今回の新機能は「NAVER まとめ」や「クックパッド」と違い、ユーザーの購買行動に直結することから、”広告的な誘導枠”として捉えられる懸念もあり、その反応とブランドへの影響に注目できます。

・「ファッション検索」機能の概要
対象となるアイテム:
衣類、靴、帽子、時計、アクセサリー、財布など
対象となる検索キーワード:
「トップス」「コート」「デニムジャケット」「パンツ」「トートバッグ」「ロングブーツ」「ベルト」「名刺入れ」「サングラス」「ピアス」など数百種類。「レディース」「メンズ」「人気」「ランキング」など、他のキーワードと一緒に検索することも可能

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