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サザビーリーグのキュレーション型新商業施設「ラカグ」10日オープン、”衣食住+知”大人のライフスタイル提案



サザビーリーグは、新潮社との協業によるキュレーションストア「la kagu(ラカグ)」を10月10日(金)、東京・神楽坂にオープン。

「la kagu」は、昭和40年代に建てられた新潮社の書庫を総フロア面積962.45平方メートル・地上2階建ての新商業施設として、隈研吾建築都市設計事務所がリノベーション。コンセプトは、流行に流されず、”昔からあるもの” や “これからも大切にしたいもの”に価値を見出すという意味を込めた “REVALUE”で、衣食住に”知”を融合した大人のライフスタイルを提案します。

1階にレディスファッション、生活雑貨、カフェ、2階にメンズファッション、ブックスペース、家具、レクチャースペースを配置する「la kagu」の最注目ポイントは、さまざまな”目利き”がキュレーターとしてプロジェクトメンバーに参画し、各売り場を構成をしている点です。

レディスファッションは、ユナイテッドアローズのウィメンズディレクターを務めた安藤桃代が、「ACNE(アクネ)」「MARNI(マルニ)」「J&M DAVIDSON(J&M デヴィッドソン)」「ORCIVAL(オーシバル)」「Scye(サイ)」など、”ESSENCE(本質)”をコンセプトに国内外ブランドをセレクト。メンズは、フリーランスの田中行太によるディレクションで、オリジナルブランド「HUNDREDSON(ハンドレッドソン)」をはじめ、「Barbour(バブアー)」「Brooks Brothers(ブルックスブラザーズ)」「WOOLRICH(ウールリッチ)」「Hanes(ヘインズ)」などアメカジに憧れた40~50代に向けてセレクト。「MSR(エムエスアール)」のテントや「switztool(スイストゥール)」のドライバーなど、キャンプ・DIY用品も展開します。

スタイリストの岡尾美代子が手掛ける生活雑貨は、”美しい日用品”をテーマに自分のスタイルを持っている女性に向け、ベーシックかつ機能や遊び心も兼ね備えたアイテムを国内外からセレクト。「staub(ストウブ)」の鍋や「David Mellor(デビッド メラー)」のカトラリー、「AU GARCON(オーギャルソン)」のエプロン、「Cinq etoiles(サンクエトワール)」の器をはじめ、業務用としても評価が高い食器や調理器具、タオルやリネン類、枕カバーなど寝具類も取り揃えます。

このほか、ブックディレクターの幅允孝がテーマごとに選書する書籍、「Haluta(ハルタ)」の北欧ヴィンテージ家具を販売。レクチャースペース「soko(ソーコ)」では、新潮社「新潮文庫」が扱う3,000冊の文庫本の展示販売をはじめ、”知”を体験できる場所として著名作家をゲストにトークショーや朗読イベントが開催されます。また、ウッドデッキのテラスでは、定期的にファーマーズマーケット「la kagu market (ラカグ マーケット)」を開催。”まるで雑誌のようなマーケット”をテーマに、「Invitation(インビテーション)」「東京カレンダー」元編集長の小林淳一がキュレーションします。

さらに1階のカフェでは、フードキュレーターに鎌倉「LONGTRACK FOODS」の馬詰佳香、オペレーションにシャルキュトリー専門店の「コダマ」を迎え、”MEAT & BREAD” をコンセプトに展開。コーヒーは、鎌倉の名店「カフェ・ヴィヴモンディモンシュ」の堀内隆志が焙煎します。

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                              [左]オープニング企画の「la kaguと書き手」 [右]各売り場の隔たりがない開放的な空間
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                                 ファッションは国内外から”本当に良いもの”をセレクト[左]レディス[右]メンズ
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                      スタイリストの岡尾美代子が手掛ける生活雑貨は、”美しい日用品”をテーマにセレクト
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                    [左]「新潮文庫」3,000冊が一挙に揃うレクチャースペース [右]「Haluta」の北欧ヴィンテージ家具
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         フードキュレーターに鎌倉「LONGTRACK FOODS」の馬詰佳香を迎えたカフェは”MEAT & BREAD” がコンセプト

「la kaguと書き手」と題したオープニング企画では、キュレーター陣が「la kagu」取り扱いアイテムの中から自身のお気に入りを選定。そのアイテムを選んだ理由をショートエッセイとして、それぞれ自由な切り口やフォーマットでキュレーション(リコメンド)しています。その原稿は先着各300枚配布し、”持って帰れるPOP”というような目新しい企画になっています。

実は今回のメディア向け内覧会では、一つひとつの商品単体での物撮影に対し制限をかけていました。これは、キュレーターが選んだ商品を”実際に来店して体感して欲しい”という意図があるといいます。そこには実店舗や商品への付加価値の作り方として、コンセプトに則した徹底的なこだわりが見受けられます。
神楽坂らしい、まさに大人のライフスタイルストアの誕生。街のコミュニティスペースとしてエリア活性化も期待される、新たなランドマークのオープンに話題が集まっています。

la kagu(ラカグ)
住所:162-0805 東京都新宿区矢来町67番地
TEL:03-5227-6977
営業時間:SHOP 11:00~20:00
CAFE 8:00~22:00 (L.O. 21:30)
URL:http://www.lakagu.com/

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