配車サービス「Uber」が、フードデリバリーサービス 「UberEATS(ウーバー イーツ)」を日本初上陸させた。9月29日のサービス開始から約10日が経ったいま、既に多くのユーザーが活用しているという。
UberEATSは、すでにサンフランシスコやパリ、ロンドンなど世界7か国33都市で提供。まずは、東京の渋谷区および港区を中心とした、渋谷・恵比寿、青山・赤坂、六本 木・麻布エリアから展開し、順次エリアを拡大していくという。
利用者は、Uberにアカウント登録後、無料のスマホアプリをダウンロードすることで「焼肉トラジ」や「クリスピー・クリーム・ドーナツ」、「ダルマット」や「宗胡」など和食から中華、イタリアン、フレンチ、エスニック、デザートまで、150以上の提携レストランパートナーが提供する料理を店頭と同じ価格で注文できる。支払いは、アプリによるクレジットカード決済で現金でのやり取りもない。
また、ユーザー自身もパートナー配達員になれるのも「Uber」ならではの仕組み。身分証明書の確認や審査、説明会に参加することで登録。自転車または原付バイクで配達する。自分のスケジュールに合わせてデリバリーできるので、従業員にならなくても、スキマ時間を有効に使って収入を得られるのだ。
なお、現在は配送料は無料。最初のご注文は最大2,000円オフ、さらに他のユーザーを紹介すると次回の注文で1,500 円分が無料になるという、マーケティング展開も巧みだ。
UberEATSは食の楽しみ方にユーザーはもちろん、レストランにとっても新たな選択肢が加える。また、シェアリング エコノミーの概念に基づいた、新たな働き方も提供する、イノベーションだ。はたして日本市場でどのようにサービスが拡大していくのか、今後の展開にも注目ができる。