8つの自動車ブランドを日本で展開する、ステランティス ジャパン(Stellantis ジャパン)が、ジープ(Jeep®)のフラッグシップモデル「グランドチェロキー(Grand Cherokee)」に、 2列シートの標準ボディ仕様を追加した、同モデル初となるプラグインハイブリッド車を発売。10月24日より、全国のジープ正規ディーラーにて受注を開始した。
卓越した悪路走破性と、長距離ドライブも快適に楽しめるラグジュアリー・グランドツアラー としての特性を1台に凝縮し、今年2月に10年ぶりにフルモデルチェンジを遂げた新型の同シリーズ。今回新たに登場するのは、全長4.9メートル、全幅1.98メートル、全高1.81メートル、ホイールベースは、2.965メートルと、7人乗り仕様に対してコンパクトなサイズ感で、最小回転半径は6メートルを実現するなど、取り回し性に優れた仕様。加えて、モデル初の電動化仕様となるプラグインハイブリッド車と、ガソリン車の2タイプを設定した。メーカー希望小売価格は、税込892万円〜。
ハイブリッドモードでは、電気モーターとガソリンエンジンを状況に応じて効率良く活用し、必要なパワーを発生しながら、燃料消費を最小限に抑制し、電気のみで最大53キロメートル走行が可能。充電レベルが高い状態では電気モーターを積極的に活用し、充電レベルが低くなると、エンジン主体のハイブリッドモードに自動で切り替わる。また、エレクトリックモードでは、モーター駆動の領域が最大限に拡大され、充電レベルが低くなった場合、もしくはドライバーがアクセルペダルを強く踏み込んだ場合はハイブリッドモードに切り替わるようになっている。
エクステリアは、1963年に登場したラグジュアリーSUVのパイオニア、初代「ワゴニア(Wagoneer)」にインスピレーションを得ながら、最新のデザイン手法によりモダンに仕上げられた「グランドチェロキー L(Grand Cherokee L)」のスタイリングを踏襲した。なお、プラグインハイブリッドモデルの「Limited 2.0L 4xe」「Summit Reserve 2.0L 4xe」には、そ れぞれ専用デザインのアルミホイールが採用される。
ボディカラーは、ブライトホワイト、ヴェルヴェットレッド、ダイヤモンドブラッククリスタル、バルティックグレーメタリックの4色で、「Summit Reserve 2.0L 4xe」では、ボディカラーに関わらずブラックペイントルーフが組み合わされる。インテリアカラーは、Summit Reserve 2.0L 4xe のバルティックグレーメタリックではテュペロブラウンの内装、その他のモデルにはブラックの内装が組み合わされる。
また、同シリーズにはすべてのモデルに、新世代の車載通信モジュール「テレマティックボックスモジュール」を採用。渋滞情報やジャンルや施設名称による検索、天気予報などの情報が取得できるほか、カーライフが充実する便利なコネクティビティ機能を数多く搭載しているのも特徴だ。