FASHION

ユニクロ 「出版社横断・女性誌コラボ」にみる”雑誌の価値”



ユニクロマルシェ プランタン銀座店のプロモーション企画として先日発表された、人気女性誌「JJ」「ViVi」「with」「GINGER」コラボによる、立体的な取り組み。

ユニクロは、直近だと「UT CAMERA POP-UP!」のようなデジタルプロモーションに関してももちろん、業界のイノベーターといえますが、このような形の、雑誌とのコラボレーションも積極的に活用している企業。

それは、世の中的には雑誌不況といわれながらも、ファッション誌が持つコンテンツ編集力、認知・信頼度、そしてそれが持つ読者という”ファンコミュニティ”はひじょうに魅力的だからでしょう。

F.M.J.として、今回のコラボ企画が特に注目すべき点は5つです。
● 光文社、講談社、幻冬舎の雑誌が並列され、共通コンセプトでコンテンツを展開
● 雑誌を見ながら買い物できる、4誌それぞれとの店頭の売り場作り
● プレス記者発表を合わせた、一般顧客招待イベントを店頭で実施
● 銀座駅交通広告や店頭販促チラシの展開
● ファッションソムリエカウンターを設置し、ソムリエがコーディネイト(※定常サービス)

過去にあったユニクロ銀座店での集英社や小学館との一社との雑誌横断企画でしたが、今回は出版社横断企画として実施されている点は特に注目です。おそらく様々なハードルをクリアしての実施だったと思いますが、それでも、TV CMやデジタルプロモーションをやるようなグローバル企業がこのような取り組みを継続的に実施していることに、業界として参考にすべき点が多々あるように考えています。

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