7月23日発売の雑誌『GINGER(ジンジャー)』9月号は、読者アンケートを元にした「働くいいおんなの『心地いい生活』白書」を特集。読者が求める理想の男性像として「仙人男子」を紹介しています。
日夜仕事にプライベートにと頑張り、心地よい生活を追求する『GINRER』世代のアラサー女子は今、”穏やか”で、”食や趣味、生活の価値観”が同じ男性を求める傾向にあります。おしゃれなショッピングや高級ディナーではなく、公園で散歩をしたり、昼から野外で飲んでまったり過ごす、そんな自然体な過ごし方が理想になっており、恋愛観の変化がみられるといいます。
キーワードは”遊びも仕事も肩肘張らずに楽しむのがモットー”や、”ファッションはブランドよりも着心地重視”だったり、”器の広さ”と”ナチュラルな男気”を併せ持つ、包容力のある”心地いい”男性。それを「仙人男子」として提唱しています。
誌面では「仙人男子をGETする方法」を川柳で紹介したり、リアル「仙人男子」がSNAPで登場するなど徹底分析。「芸能界の仙人男子」として、アーティストの奥田民生、斉藤和義を筆頭に、さまぁ~ずの三村マサカズ、俳優の星野源も名を連ねます。
「アラサー」という言葉は雑誌『GISELe(ジゼル)』が生み出し広まったという話は有名ですが、このようにファッション誌が生み出す新語の提案は、時代の気分やトレンド、世相を切り取った新たな切り口の言葉として注目されやすいPRのアプローチです。これはファッション企業にとっても新たなパワーコンテンツを生み出すきっかけのひとつとして活用できます。
ブランド同士の差別化が図りにくくなっている今、いい意味で”期待を裏切る”ような切り口でキャンペーンやイベントを仕掛けるファッションブランドが少なくありません。そのブランドコンテンツ開発のパートナーとして雑誌、特に編集者を活用する、ということもF.M.J.としては、ライフスタイル化によって”編集力”が求められる今だからこそ、まだまだ大いに可能性があるように感じています。