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【人財視点でファッションの次世代を読む】「ファッション業界 求人人気ランキング」からみる、”働きたい”企業のポイント



「ファッション業界 求人問合せ人気ランキング」 ※クリーデンス調べ

ファッション業界専門の人材サービスを手掛けるクリーデンスが発表した「ファッション業界 求人問合せ人気ランキング」をご紹介します。今回のデータは、クリーデンスのWEBサイトに2014年1月~2月2に掲載された求人に対する転職希望者からの問合わせ件数を集計したものです。F.M.J.として、ランクインした上位6社の求人が人気のポイントを以下のように考えます。

1) 圧倒的なブランド価値

最も人気のあったLVJグループ株式会社ルイ・ヴィトン ジャパン カンパニー、5位のティファニー・アンド・ジャパン・カンパニー・インクは誰もが知る世界的なラグジュアリーブランドであり、その最前線に立つ販売職には高度な接客・販売スキルが求められる一方で、いつかこのブランドで働きたいという「憧れ」や、自身が培ってきた経験をトップブランドで活かしたいと思う「自己成長意欲」を持つ転職希望者が多く、常に人気の高いようです。
ファッション業界は、他業界に比べてブランドや商材への思い入れが働くモチベーションになっている人が多いのが特徴なため、圧倒的なブランド価値を有する企業・ブランドは消費者のみならず、優秀な人材確保という面においても有利であるといえます。

2) プロダクトアウトによる他社との差別化

ディストリビューターやデザイナーといった応募対象者の少ない専門職の募集ながら、2位・6位にランクインした株式会社マッシュスタイルラボ。人気ブランドとして好調とされる同社は、”働きたい”ブランドとしても人気を博しているようです。マーケットのトレンドを取り入れながらも、ブランドとしての軸、主張が程良く落とし込まれており、SPAブランドよりも作り手としての「やりがい(=職人魂)」や自分が生み出す側にいるという「存在意義」を感じられることが大きな要因になっているのではないでしょうか。

アパレル企業にとって「優秀な人材の確保」と「成長戦略」は切れない関係であることを前回もお伝えしていますが、その優秀な人材の確保のためには、ブランド価値の向上はもちろん、ファッションやモノ作りに対する企業やブランドの姿勢が採用にも直結していることがわかります。そういった意味でも企業・ブランドコミュニケーションによって自社のファンを着実に育成していくマーケティングの重要性が、あらためて認識させられます。

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