FASHION

15SSパリコレ演出まとめ、最注目は”ファッションはストリートで起きている”という「シャネル」のデモ行進



2015SSパリコレクション開催でファッショントレンドはもちろん、F.M.J.的に気になるのは各ブランドのランウェイショーの演出。そこには、ファッション・マーケティングの新潮流から世界の時流や時代背景までもが見え隠れします。

|「Chanel(シャネル)」
前回、14AWのショーでは会場であるグラン・パレをスーパーマーケットに見立て、モデルが買い物客と扮し、会場を歩き回る演出で話題になった「Chanel(シャネル)」。今回は、同会場にパリ風の街頭を作り出し「シャネル大通り」を出現させました。デザイナーのKarl Lagerfeld(カール・ラガーフェルド)は、「今の時代はレッドカーペットじゃない、ファッションはストリートで起きている」と語っています。

今回のショーで話題になったのは、フィナーレでモデルたちが総勢で行進したデモ風の演出。ショーが終盤になると、モデルたちが総勢でプラカードを持ち登場、そこには “Tweed is better than tweet” (ツイートよりもツイード)、 “Feminism not Masculism” (男性主義ではなく男女主義)、”Make fashion not war”(戦争じゃなくファッションを創って)、”Be your own stylist” (あなたが自分自身のスタイリストに)、”Ladies first”(レディーファースト)の文字が。颯爽と歩きながらメガホンで “Come on!” と叫び、まるでパリで昔にあった学生たちのデモを彷彿させます。

クリエイティビティとモード感、さらに世相感溢れる演出で次々と革新的な試みをしてきたカー ル・ラガーフェルドらしいフィナーレといえます。この演出、当ブランドの創設者ココ・シャネルの男女主義精神に立ち返ったようにも捉えられます。

・Spring-Summer 2015 Ready-to-Wear CHANEL Show

|「Dior(ディオール)」
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「Dior(ディオール)」 のショー会場は、ルーブル美術館の最も古い中庭の一つであるクールカレ。ちなみにここは以前まで、「Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)」が、毎回ショーを行っていた場所でもあります。シンメトリーの建物の中心広場に巨大なメタルシルバーボックスが置かれ、建物が反射することで中心の会場がまるで消 えて見えないような仕掛けを施した演出です。

中へ入ると近未来風の会場。天井と床、上下に照明が設置されており、宇宙船 のような形のランウェイが特徴的です。2012年に新たに「Dior(ディオール)」の クリエイティブディレクターになったRaf Simons(ラフ・シモンズ)によると、 「挑戦したのは現代風の姿勢を歴史的なものと混合させることだ。よりダイナ ミックに、より現代的に、よりリアルに」というのが今回の試みであったようです。

・「Dior(ディオール)」2015年春夏プレタポルテコレクション – ハイライト


| 「Dries Van Noten (ドリス・ヴァン・ノッテン)」
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「クリエーションはストーリー、コンセプトを一番初めに考え、その次に素材、 色、フォルムを決める」と語るDries Van Noten (ドリス・ヴァン・ノッテン)の今回のショーでは、草原のランウェイが出現し、話題になりました。よく見ると 様々な色で草の模様が立体的に織り込まれたカーペットで、アルゼンチンの 首都・ブエノスアイレスのヴィジュアルアーティストに特別注文し、4週間以上かけて手織りで制作されたものだそうです。

会場の音楽も小鳥のさえずりなど徹底して自然の世界観を作り上げました。 ラストでは全員が再登場し、思い思いに草原の上に腰を下ろしたり、寝そべったりと、春を感じる独特のショー演出になっています。

・Dries Van Noten Women s/s 2015

| 参考サイト
http://blog.fashionboss.com/fashion-week-karl-lagerfeld-shows-girl-power-at-chanel-ss-2015/
http://www.theguardian.com/fashion/2014/sep/26/christian-dior-raf-simons-paris-fashion-week-success
http://www.vogue.co.uk/fashion/spring-summer-2015/ready-to-wear/dries-van-noten

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