熊谷隆志がディレクターを務めるクラフト&カルチャーショップ「シー・ピー・シー・エム(CPCM)」は、陶芸家 臼田けい子の作品を集めたポップアップを4月14日から開催する。
臼田けい子は、渡邊朝子に師事し、1988年に独立。1992年からは、静岡を拠点に活動する陶芸家。
同氏の器は、吸い込まれるような瑠璃色や独特な陰影のあるホワイトといった美しい色合いに加え、どんな料理も美味しく見せてしまう不思議な魅力を備えている。自身も、「普段の食事のための器を作りたい」と話す。一方では、「用途もデザインも何も考えずに作陶したときの方が自由になれる」という、より作品性の高いものも生み出している。
今回のポップアップでは、ガス窯で焼成した器のほかに、薪窯でじっくり時間をかけて焼成した器も数多く展開。薪窯での器は、焼成の際、松の灰がかかり、釉薬が複雑な色を作り出す。焼成時間もガス窯の4倍かかり、低温からゆっくり焼き出すことで独特の風合いが感じられるという。
日常の食卓に豊かさを運んでくれる臼田けい子の世界。これを機会に、足を運んでみては。