先日、実家に帰省したとき、父親から時計を譲り受けました。
この時計は、父が新卒から働き、勤続20年を記念して会社からいただいたものです。
ところどころ傷んでいたので、修理し先日戻ってきました。
25年ほど前の話ですが、時計をもらって帰って来たその日のことは、なぜだか今でも鮮明に覚えています。
すごく嬉しそうに、何度も時計を見ては、自慢してました。
そのとき10代だった私は、全くその時計の良さがわからず、むしろ、なんてダサい時計なんだと思っていました(笑)が、大人になった今、ようやく良さに気づくことができました。
物の良さはもちろんですが、一生懸命働いて、記念にもらった時計を息子に引き継げる。
と言う、その”こと”の良さに気づきました。
いいものは一生ものなんですね。
父もファッションが大好きで、ファッションの世界で生きて来た人です。
私もその父の背中を見たせいか、ファッションの世界に入りました。
そんなことを考えながら、ものを大切に、そして何かを買う時は、いつか子供のために。なんて考えたりしてます。
結婚して、奥さんに買ってもらったこの時計も、いつか子供にあげたい。なんて思ってます。
自分で買ったこの時計は、子供も欲しがらないと思いますが(笑)気に入ってます。
そんなことができる時計。
時計に限らずですが、ファッションってそんな”こと”を作れるものだと思います。
だから、買うのをやめられない!と言うことを言い訳に、今日も買い続けます。
ちなみに、子供いないですけどね。。