ファッションマーケティングでいま最新潮流の一つといえるのは、インスタグラム(Instagram)のマーケティング活用です。「マウジー(MOUSSY)」「エモダ(EMODA)」などのガールズブランドは既にその活用に成功していますが、その他のアパレル企業も様々な取り組みで可能性を探っています。
また、企業の自社アカウントとは別に注目されているのは、”インフルエンサー”の存在。その発信の場がいま、インスタグラムが中心になっていることで、”インスタグラマー”と一部では呼ばれるなど、活用が加速しています。
そんなマーケットの潮流にいち早く着眼した企業によるマーケティングツールがリリース。WEBサイトやアプリ制作などを手掛ける、ノタリ(notari)は、インスタグラムユーザーの増加・利用方法の多様化を受け、国内初のインスタグラム専門分析ツール「アイスタ(Aista)」正式版を6月8日リリースしています。
「アイスタ」は、アカウントの全体動向や投稿毎の分析、フォロワー数の増減推移などアカウントの分析、市場動向の調査などに活用できる分析ツール。検索されるためには不可欠な、ハッシュタグの分析も可能で、ハッシュタグごとのいいね!、エンゲージメント率などもアカウントごとや全体でも分析することができます。費用は無料版と有料版(月額1,000円)の2種で、企業が安価に導入可能になっています。
日本国内での広告展開をスタートしたインスタグラムは、広告主のブランドがインスタグラムユーザーに対し、商品の販売や会員登録への促進、アプリダウンロードの促進などを一貫してできるシステムの導入を本国アメリカが発表するなど、その動きが活発化しています。ファッションマーケティングの最新潮流として、国内でも各企業・ブランドによる迅速な対応が求められるといってよいでしょう。
・「ノタリ(notari)」企業サイト http://notari.co.jp