ユニクロが8月23日、雑誌「LifeWear magazine」を創刊。今後も春夏号、秋冬号の年2回の発刊を予定する。
同誌は、人々の生活をより豊かに快適にしていく服というユニクロの「LifeWear」の考え方をひもとき、伝えるためのフリーマガジン。編集は元「ポパイ(POPEYE)」編集長で、2018年にファーストリテイリングにグループ執行役員として入社した木下孝浩=グローバルクリエイティブラボ東京 クリエイティブディレクターが担当。A4変形サイズで全120ページ、日英のバイリンガルになっており、グローバルで約100万部配布される。
創刊号となる2019年秋冬号では、ロサンゼルスに暮らすリアルな人々をスタイリングしたファッションストーリーや、ユニクログローバルブランドアンバサダー ロジャー・フェデラー選手の内面に迫る30の質問を投げかけたインタビュー、Uniqlo UやUNIQLO and JW ANDERSONほか、この秋冬発売予定のコレクションが登場するページなど、様々なコンテンツを掲載している。
配布は全国のユニクロ店舗に加え、代官山をはじめとする全国の蔦屋書店などで無料配布するほか、電子書籍「Kindle」でも無料配信。コンテンツはスペシャルサイトにてデジタルマガジンとして動画も混ぜ込むなど、WEBならではの見せ方に再編集されている。
また、創刊を記念して、ユニクロ銀座店12階にスペシャルフロアを8月23日から期間限定でオープン。今秋25周年を迎えるフリースの歴史を辿るコーナーなど「LifeWear magazine」のコンテンツを体現したブースが並び、この秋冬のラインナップをいち早く見られるようになっている。
木下孝浩=グループ執行役員は、「この時代に雑誌を創刊できることはラッキーで、とてもエキサイティングな半年間でした。我々の「LifeWear」という価値観をいろんな形で編集し、伝えていくのは新たな挑戦です。この雑誌を楽しみにしてくれる読者を、少しずつ増やしていければと考えています。デジタルマガジンもリリースし、紙とデジタル、両方のメリットを考えながら、マガジンというカルチャーを大切にしていければと思っています」とコメントしている。