日本のポップアートシーンにおける先駆者の一人である田名網敬一の初の大規模回顧展「田名網敬一 記憶の冒険」が8月7日からスタートする。
シュールレアリスムを彷彿とさせる田名網の幻想的な作品は、絵画やイラストレーション、アニメーション、映画、ポップカルチャーに至るまで、東洋と西洋の文化が融合した幅広い影響関係から生まれており、明るく色鮮やかな平和と調和の概念で、混沌と超常を対比させている。田名網は幼少期に経験した戦争の記憶とその後に触れたアメリカ大衆文化からの影響が色濃く反映された、色彩鮮やかな作品で知られている。
本展は当時の資料を含めて田名網が手掛けた膨大な作品を紹介することで、これまで包括的に捉えられることがなかった、その60年以上におよぶ活動を「記憶」というテーマのもとに改めて紐解こうとするものである。今回、本展の開催を記念して、BARBIE®とのコラボレーションが実現した。
コラボレーションしたBARBIE®は、田名網のアートワークが施された多層のプリーツレザードレスを身にまとい、シフォンの袖が風になびくスタイルだ。胸元には立体的なキャラクターが施され、巾着メッシュバッグには金魚が入っている。黄色いヘッドドレスには、ビニールのまつ毛を持つ好奇心旺盛な瞳たちが施され、王冠の中央の目はすべてを見通す力を持ちながら、その秘密を明かさない芸術とファッションの象徴でもある。
「BARBIE®×TANAAMI」特別セット券は、7月19日より世界に先駆け日本でのみ数量限定で販売される。また特典として、江戸扇子の老舗、伊場仙による非売品の特別な扇子と展覧会観覧券がセットになっている。価格は50,000円だ。
他にも、展覧会の開催を記念し、8月7日より銀座 蔦屋書店・代官山 蔦屋書店・京都 蔦屋書店・京都岡崎 蔦屋書店の4店舗で名網敬一の特別フェアが開催される。