パリ発ブランド「レノマ(renoma)」からアンダーウェアコレクション「レノマ アンダーウェア(renoma underwear)」が登場。10月28日からオンラインストアにて先行販売をスタートさせた。
レノマ アンダーウェアは、4つのカテゴリーがラインアップ。普遍性を追求した「BASIC」、カラーリングやバックプリントのロゴが印象的な「SPORTS」、ルームウェアにも使える「CLASSIC」、モーリス・レノマ氏のアート作品をプリントした「ART」。コンセプトでもある「既存の枠を超えた遊び心」を感じさせるデザインに仕上がっている。価格は、税別各3,500円。
27日夜には、関係者向けにローンチイベントを開催。これに合わせて来日したブランドの創設者、モーリス・レノマ氏にインタビューを敢行した。
ー まずはローンチおめでとうございます。renoma underwearに対する想いをお聞かせください
モーリス:アンダーウェアは男性にとってとても大事なものなので、今回展開できたことはとても素晴らしいと思うよ。海外では既に展開しているのだけど、満を持して、今回日本での発表に至ったんだ。
ー 特に気に入っているものはありますか
モーリス:ブランドの名前”renoma”が大きくプリントされているものが特にお気に入りかな。レノマにとって、男性(homme)というキーワードは友人でもあり顧客でもあるセルジュ・ゲンズブールがスタイルを確立してくれた頃からあるものだから。
ー 日本にはよくいらっしゃっているとのことですが、日本の魅力はどんなところですか
モーリス:フランスの街は、街も人もモノトーンが多いのだけど、日本は街も人もカラフルなものが多くて面白いね。日本には一年に一度は訪れて、毎回一週間くらい滞在するんだが、今回は原美術館に行ってきたよ。
ー レノマブランドとしてカフェを展開されたり、モーリスさん個人的にも写真など、ファッション以外での活動も多くされていますが、今モーリスさんが注目していることは何かありますか
モーリス:今度、マイアミにあるナショナルホテルのスイートルームをプロデュースするんだ。壁紙やシーツなどを全て、今回のアンダーウェアにもなっている柄にする予定だよ。今後は、ホテルを一軒作ってみたいな。ブティックも兼ねたホテルを。それから、昨日決まったのだけど、キューバでアートエキシビジョンもするよ。最近はアートに関するイベントが多いかな。
ー 最後に、F.M.J.では、“FEEL-GOOD THINGS for YOU!”をテーマとしているのですが、モーリスさんにとって「いい気分になる」コトとは?
モーリス:私は自然がとても好きなんだけど、週末にパリの喧騒を逃れてノルマンディーの別荘に行くことかな。そこに友達と集まってピンポンをしたり、チェスしたり、リラックスして過ごしているよ。自然が一番大事だね。
インタビューの最中も自身のカメラで写真を撮影するなど、アーティストとしての顔を見せてくれたモーリス氏。会場に展示されていた、自身が撮影した作品にも触れ、「パリの街でたまたま出会ったこのふたりを、思わず追いかけて撮ったものなんだ。道のラインと、二人のピュアなところがとても良かったから。カメラは日常的に持っているからね。」と、丁寧に説明してくれた。
イベントでは、美術館のような会場演出で、コレクションをお披露目。メディアやモデル、バイヤーをはじめとした多数の業界関係者がローンチを祝福した。