ユニクロは、10月3日(金)にオープンする都内最大級の大型店舗「ユニクロ 吉祥寺店」のオープン施策として、”地域密着型”マーケティングの展開を発表。その新たな施策とは?
1) 吉祥寺の街や人が、多数登場する広告ビジュアルを展開
地域密着型の店舗として打ち出す「ユニクロ 吉祥寺店」のオープンに合わせ、吉祥寺在住の漫画家・楳図かずおをはじめ、モデルの松島花、カフェや雑貨店、居酒屋や八百屋など地元店舗の店長やスタッフ、一般人にいたるまで吉祥寺に縁のある人や街をモデルとして起用。屋外広告物や外囲い、フライヤー、中吊り等に展開します。一エリアに限定して、一般人がユニクロの広告物に登場するのは初の試みとなります。
吉祥寺在住の漫画家・楳図かずおをモデル起用
吉祥寺の八百屋「八百銀商店」の藤井美貴子さんと虹太くん
2) ファミリー層対応、世界最大級のキッズ売場が登場
ファミリー層が多い吉祥寺の地域性をふまえ、キッズ売場は4階のフロア全て約120坪となる世界最大級、日本で2番目に大きいキッズ売場を展開。子供が遊べるプレイスペース、おむつ台や授乳室などを完備するベビールーム、広いトイレなどを設置。子供のいる主婦や保育士を目指すスタッフなどを売場に配置します。
また、オープン時には、ユニクロとしても初めての試みとなる「体験型ディスプレイ」を設置。ディスプレイの前に立つと、子供等身大でのユニクロのコーディネート体験(予定)や、動きにあわせて動く仕掛けなどが楽しめるディスプレイで、ハロウィンにあわせた季節限定の着せ替えなど季節ごとに吉祥寺ならではのコンテンツも随時展開する予定となっています。
3) 吉祥寺の近隣店舗を巻き込んだ、地域活性化施策
・WEB企画「吉祥寺 LUCKY すごろく~バーチャルな吉祥寺の街を散策して、特典をゲットしよう!」
吉祥寺の街や地元有名店と連動したスマートフォンのゲーム企画「吉祥寺 LUCKY すごろく」を、9月26日(金)から10月13日(月)まで展開。吉祥寺の地図をスゴロクの盤に見立て、スマートフォン端末を揺らしてサイコロを振りながら、スタートの井の頭公園からゴールのユニクロ吉祥寺店を目指す街連動型ゲーム。途中のイベントマスで21の近隣店舗が登場し、ルーレットを回して当たりがでれば、その参加店舗で利用できる特典がもらえるほか、ユニクロ吉祥寺店やユニクロオンラインストアで使える最大1000円の割引クーポンも抽選で当たります。
・「ユニクロ 吉祥寺店」内に、地元店舗を紹介する特設コーナーで”相互送客”
「ユニクロ 吉祥寺店」店内には、地元店舗の紹介コーナーを設置。オープン時には、うち5店舗のメニューやサービスなどを、店舗の地図と合わせ展示予定。特に7階では、吉祥寺の漫画文化を支える「CAFE ZENON」による特別ディスプレイも展開。また、近隣の飲食店約30店舗では、ユニクロオリジナルのコースター1万枚とおしぼり2万枚を無料配布。さらにオープン当日には、朝6時までに並んだ先着300名に「CAFE ZENON」提供のオリジナルのコーヒーとワッフルのセットを、5,000円以上購入の先着1万名に吉祥寺在住のイラストレーター・詩人のキン・シオタニによるオリジナルマグカップを1個プレゼントします。
店舗オープンのプロモーションでは、以前からユニークな手法で話題喚起を巧みに図るユニクロですが、このように”街を巻き込む”大々的なオープニングプロモーションは初の取り組みといえます。昨今、小売業界で各エリア特性に合わせたマーケティング施策がより重視される傾向にあり、街とのコラボによって市場共創・エリア共存を図る新たなモデルケースとして、業界内外から大きな注目を集めそうです。
・「ユニクロ 吉祥寺店」特設ページ http://www.uniqlo.com/kichijoji/