無印良品で12月より、フィンランドのインテリアブランド・アルテック(Artek)の人気チェア「E60 スツール」の特別仕様が販売されている。
20世紀を代表する建築家の一人、アルヴァ・アアルトは、特定の誰かのためのデザインではなく、機能性と実用性を兼ね備えた優れたデザインを大衆に広く普及させたい、というモダニズムの思想を持ち続けていた。そんな彼のデザインのなかでも、1933年に生み出したした「E60 スツール」は、フィンランドのアルテックの工場で80年以上変わらぬ「L-レッグ」という手法で製造。丈丈夫なフィンランドの木を用い、堅固な無垢材をL字型に曲げる独特の手法により、長い年月使うことが出来るスツールは、今もなお国や文化を越えて世界中の人々に愛されている。
今回発売された「バーチ材スツール(E60)」(2万4,900円)は、このスツールがさらに多くの日本の家庭に溶け込み、日本の暮らしの中で息づいていくことを願い、無印良品と2年に渡る模索の末生まれた特別なモデル。塗装などといった加工が施される従来の「E60 スツール」とは異なり、節や木目が濃い木材も個性としてそのまま使用することで、素材の選択の工程をシンプルに。また、通常なら座面の裏側に使用しているトップコーティングなしのラミネートをあえて表側に使用している。
取り扱いは全国12店舗の無印良品とオンラインにて。
[元記事:無印良品で北欧モダンを代表するアルテックのスツール販売]
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