「ユニクロ(UNIQLO)」はスマートフォンやタブレットのアプリケーションでオリジナルTシャツをつくることができる新アプリサービス「ユーティーミー(UTme!)」を国内で5月19日からスタートさせた。iOS、Androidに対応する。
「UTme!」は2003年に始まったユニクロのTシャツブランド「UT」の2014年企画の一つ。1,990円+消費税+送料でアプリから購入できる。サイズ展開はXSからXLで白無地ボディのみを用意。脇に接ぎ目が無い丸編み仕様だ。「UTme!」クリエーティブディレクターはUTと同じくNIGOが務める。
デザイン手法は、指先で絵の具風にペイントできる「PAINT」、アルファベットの文字を入力できる「TYPOGRAPHY」、画像をペーストできる「PHOTO」の三つ。その後、端末を振ることでインクを飛び散らせる効果の「SPLASH」、絵柄をずらし効果を与える「GLITCH」、モザイクにできる「MOSAIC」で加工を施すことができ、素人でもデザインとして成立するものを作ることが可能。購入ボタンを押せば店舗に行くことなく最短で翌日に配達される。
ユニクロ銀座店でグローバルマーケティング部の松沼礼氏が発表とサービス実演を行い、「コンサートやライブで盛り上がるときなどのおそろいのチームウエアとしてや、プレゼントとしてなど様々なシーンで活用していただけるよう期待している。楽しんでもらってユニクロファンになってもらいたい」とコメント。現在は国内のサービスのみだが「世界中でニーズがあると思うのでなるべく早いタイミングで対応したい」と述べた。
この「UTme!」リリースに伴い、ユニクロ銀座店5階に5月20日から8月中旬までプリント機を配置した期間限定コーナーを設置。その場で「UTme!」でのTシャツ印刷を体験、見学することが可能だ。
[元記事:ユニクロ、アプリでTシャツ作れる「UTme!」スタート]
ユニクロ銀座店では、8月中旬までTシャツ印刷を体験できる期間限定コーナーを設置
ユニクロの「UT」は、Tシャツをキャンバスに捉えたTシャツデザインコンペ開催、クリエイターや一般企業など様々なコラボレーションを仕掛けるなど、独立したレーベルとして、そのマーケティング活動は注目すべきものがあります。今回は、「着たいTシャツは、自分で作る。”選ぶTシャツ”から”作るTシャツ”へ」新たな段階に進化したとリリースされており、世界で自分だけのTシャツを簡単に作成できるサービスとして既にネットを中心に話題を集めています。
・「UTme!」特別サイト http://utme.uniqlo.com/