コカ・コーラの企業サイト「Coca-Cola Journey」で掲載された感動エピソードが、WEBメディアやSNSで話題になっています。
これは、同サイト内のウェブマガジン型コンテンツ「コカ・コーラ ストーリー」として紹介された、スコットランドに住むカップルの実際にあったエピソード。コカ・コーラが、ヨーロッパ10ヵ国で展開する「オリジナル・ネームボトル(mycoca-cola.com)」キャンペーンを活用したものです。
「彼女の名前がついたネームボトルを小道具に使ってプロポーズをしたらきっと喜んでもらえるだろうと思っていたので、ドキドキしながらボトルを探しましたね」というドニー・マクギルブレイ(Donnie McGilvray)は、恋人の名前とプロポーズのメッセージをプリントした6本のネームボトルを作成し、自宅の冷蔵庫に仕込みます。彼女が帰宅後冷蔵庫を開けると、そこには「Beautiful Eloise Will You Marry Me(美しいエロイーズ、僕と結婚してください)」のメッセージ。言葉につまりながらも、喜びの悲鳴を上げたという感動のサプライズが成功しています。
そんなユニークなプロポーズの模様を収めた写真はコカ・コーラのFacebookに投稿されたことで、さまざまなメディアやSNSで紹介され、100万件を超える「いいね!」を獲得するほど世界中で祝福され、話題になっています。
マーケティング的に注目なのは、オーガニックで発生したブランドのバズを「ストーリー」として企業サイトに掲載し、SNSで拡散している点です。外部編集者やライターを起用し更新されている「コカ・コーラ ストーリー」は、ブランドのさまざまな情報をストーリー仕立てに編集したウェブマガジン型コンテンツとして紹介することで、より分かりやすく、よりインパクトのある形で伝え、SNSでの話題拡散を図るグローバルでの取り組みとなっています。
ユーザーの名前を商品にプリントするサービスを提供し、そのユーザーと一緒にブランドを創っていく、さらにその話題を企業サイトで紹介しながら、SNSでグローバルに広げていくという巧みな仕掛けは、世界的なブランドマーケティングの新たなモデルケースといえるでしょう。
・Coca-Cola Journey「#ShareaCokeでのプロポーズを世界中が祝福!」