毎年注目される「H&M」とデザイナーズのコラボレーション。今年はフランスのラグジュアリーブランド「バルマン(Balmain)」とのコラボレーションが発表され、世界で話題になっています。
5月17日(現地時間)にアメリカ・ラスベガスで開催されたビルボード・ミュージック・アワード(Billboard Music Awards)のレッドカーペットに、モデルのケンダル・ジェンナー(Kendall Jenner)と、ジャーダン・ダン(Jourdan Dun)がクリエイティブ・ディレクターのオリヴィエ・ルスタン(Oliver Rousteing)と共にコラボレーションアイテムを着用して来場し、今回のコラボレーションをサプライズで発表しています。
「バルマン」クリエイティブディレクターのオリヴィエ・ルスタンは、「ファッションを通して同世代の人々とコミュニケーションをすること、それが、僕がデザイナーとして望んでいることです。H&Mとのコラボレーションにより、多くの人々をBalmainの世界にご招待し、夢のようなアイテムを手にして頂き、グローバルに#HMBalmainationを創造することができます。このハッシュタグは一体となるムーヴメントを表現しています。僕にとってこのコラボレーションはとても自然なことに感じました。H&Mは誰もが親しみを持っているブランドであり、二つのブランドが調和するというアイディアに共感しています。」とコメントしています。
ウィメンズとメンズのアパレル、アクセサリーを含む今回のコレクションは、11月5日から、世界各地の約250の店舗、びオンライン(日本を除く)の全世界一斉発売となっています。
発表される度に話題を集める、完売必至のコラボレーション企画。F.M.J.が注目するのは、昨年のアレキサンダー・ワンに続き、情報解禁はブランドのSNSを軸にしたPR設計であること。今回も注目度の高いイベントを通じてローンチ後、各国のデジタルメディアがその模様をいち早く記事として掲載するという、昨年同様の事象となっています。
これはインスタグラムで670万人のフォロワーを誇る、「H&M」のSNSがグローバルに発信可能なメディアとして機能・活用されていることがわかり、グローバルPRの新たなスタンダードとして捉えるることができます。