ユニクロの2015年秋冬シーズンは、大型コラボレーションが続いている。来る10月30日に発売されるのは、雑誌『CR Fashion Book』の発起人で編集長で、『Harper’s Bazaar』のグローバルファッション ディレクターのカリーヌ・ロワトフェルド氏とコラボレーションした新コレクション「カリーヌ・ロワトフェルド」。
去る10月22日、ロワトフェルド氏本人が来日し、2015年秋冬コレクションを披露するパーティを開催した。
10年間に渡りフランス版『Vogue』を編集長として導き、カリスマ・エディターとして知られるロワトフェルド氏とのコレクションは、「女性の”新しい美しさ”と”新しい自分”をひきだすと」定義づけられたカジュアルのユニクロというイメージと相反するグラマラスなスタイル。素材もシルクやカシミア、ウールを多様し、同柄のジャケットやパンツ、スカートに加え、ベストも揃え、幅広い着こなしができるようになっている。
ロワフェルド氏にコラボレーションの陣頭指揮をとるユニクロのデザインディレクター 滝沢直巳氏との仕事について聞くと「彼はフランスに住んでいるので、フランスのテイストを理解しながらフランスの60年代のフィーリングとか、フレンチのセクシーさを日本的に翻訳できたので、良かったと思います」と語り、会場内にいる日本人スタッフが着用しているのを見ながら「みんな素敵ですよ」と満足そうな様子を見せた。
ユニクロはさまざまのデザイナーや著名人とコラボレーションを行ってきた。これまでに+Jなどスタイリッシュな大人の男女のスタイルの展開はあったものの、さらに購買層が絞り込まれる大人の女性を意識したラインナップは初めての試み。新しいユニクロの提案にどう反響があるか注目だ。
新コレクション「カリーヌ・ロワフェルド」は、10月30日から順次、世界14の国と地域で販売される。
[元記事:カリーヌ・ロワトフェルドが来日。発売間近、ユニクロとのコラボ商品をお披露目]