三越伊勢丹グループが元日、新聞各紙朝刊に掲載した2016年新春企業広告は、一見の価値がある。
昨年に日本中を沸かせたラグビー日本代表のヘッドコーチを経て、現在はイングランドで代表チームのヘッドコーチを務めるエディー・ジョーンズ氏を国内で初めて起用した企業広告を展開。「日本人は、現状に満足せず、もっと自分に期待することでさらに輝くことができるはずだ」という彼の強い信念に共鳴し、起用に至ったという。
同社の2016年最初のメッセージは、「あなたに、期待してください。」。そこに込められたのは、”勤勉さ”と”クリエイティビティ”を兼ね備えた日本人は、今よりももっと世界で活躍できる。だからこそ、現状に満足せず、もっと自分に期待をすることで、日本らしい「this is japan.」を世界に発信していこう、という想いだ。
あなたに、期待してください。
変化を起こそう。
昨日と同じはつまらないから。
みずから動こう。
まわりも世の中も動き出すから。
勇敢にいこう。
失敗すらも糧になるから。
自信をもとう。
いい顔になるから。
品よくいこう。
オシャレだから。
世界に挑もう。
チャンスが、人生が、広がるから。
あなたに もっと 期待しよう。
「勤勉さ」と「クリエイティビティ」を
かねそなえたこの国のチカラは、
こんなものじゃないから。
さあ、「this is japan.」を見せていこう。
撮影時のインタビューでは、日本という国のヘッドコーチになったら何を伝えたいかという問いに対し、「信じる勇気を持つこと。ゴールを達成する為に、訓練し続けて」と日本を鼓舞。その模様は同社のスペシャルサイトでみることができる。
三越伊勢丹グループは、企業活動の方向性をより明確に示す言葉として、企業メッセージ「this is japan.」を2015年から新たに掲げ、世界60言語に翻訳して発信している。また、インスタグラムを活用した、「♯_thisisjapan」プロジェクトを春から展開予定だ。
・「this is japan.」スペシャルサイト http://this-is-japan.jp/