マガジンハウスの雑誌「POPEYE」は、創刊40周年記念号を6月10日に発売。1976年に発売した創刊号が完全復刻版として丸ごと1冊付録する。
本誌では、40年前の創刊号と同じアメリカの西海岸を総力取材。また、特別付録の創刊号復刻版は、広告ページを除く全198ページを当時と同じA4変型サイズで完全復刻する。当時ロサンゼルスで最もポピュラーだったスニーカーやスケートボードを集めたカタログをはじめ、カリフォルニア美女のスナップ、さらには31ページにも及ぶ名門大学”UCLA”のスペシャルリポートなど、シティボーイの憧れが詰まった特集内容。40年前と最新の西海岸スタイルを比較できる企画になっている。
創刊号目次、スケボーやジョギングだけでなく、ハンググライダーの図解やインテリアのページも。
「ジョギングのためのシューズとは何か?」 当時、米国で流行りだしたジョギングの定義から、シューズの選び方まで。
「West-coast Skateboard Catalog」日本にまだ専門店がない時代の、スケートボード研究ページ。ジェフ・ホーの取材も。
「スケートボード野郎達」 この頃から、スケーターファッションがジャンルとして意識されるように。
「カリフォルニアの女のコ」 今も昔も、気になるのは、女のコのこと。
木下孝浩編集長は、「若い読者に、40年前の『POPEYE』を読んでもらいたくて、創刊号を付録にしました。インターネットも携帯電話もなかった時代、好奇心と情熱だけで作った一冊。今の編集者の教科書のような存在です。」とコメントする。
また、バックナンバーとともに40周年を振り返る「『POPEYE』アーカイブ展」を東京メトロ表参道駅構内で6月13日~19日の期間開催するほか、WOWOWプライムでのドキュメンタリー番組の放映や、TSUTAYA・蔦屋書店におけるオリジナルグッズ販売などを実施する。なお、番組サイトによると、番組の放映は、初回が6月17日、6月25日と7月13日にも放送予定だ。
今の読者はもちろん、当時の読者からファッション業界人まで一人1冊は手に入れてストックしておきたい、完売必至の”伝説”の40周年記念号となりそうだ。