コンデナスト・ジャパンが発行する雑誌「GQジャパン(GQ JAPAN)」は、生き方、仕事、スタイルにおいて読者をインスパイアし、各分野で圧倒的な活躍を見せた男性に贈る賞「GQ MEN OF THE YEAR 2017」を発表。11月22日、都内の東京アメリカンクラブにて授賞式・記者会見を開催した。
12回目を迎える今年の受賞者として、元SMAPでアーティストの稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾をはじめ、俳優の斎藤工、将棋棋士の佐藤天彦、レーシングドライバーの佐藤琢磨、RADWIMPSの野田洋次郎、 俳優の長谷川博己、お笑い芸人のロバート秋山といった計9名を選出した。
各受賞者によるコメントは以下の通り。
◯インスピレーション・オブ・ザ・イヤー賞
稲垣吾郎(アーティスト)、香取慎吾(アーティスト)、草なぎ剛(アーティスト)
稲垣吾郎「この度は、素敵な名誉ある賞をくださいまして、本当にありがとうございます。とても嬉しく思っております。今年『新しい地図』というコミュニティをスタートさせていただき、情熱いっぱいです。これからもこの賞に恥じぬよう、一人のエンターテイナーとして前進し続けていきたいと思います。」
香取慎吾「新しい挑戦を、新しい人生を、新しい真っ白な地図に描こうと始めたばかりなのですが、このような素敵な賞をもらえて嬉しいです。ゼロからスタートだと思っていたのですが、最近SNSを始めて世界中の皆様と繋がってみて、ゼロじゃなかったんだと気付きました。ありがとう世界。この賞をもらうことが終着点とならないようにこれからも頑張っていきます。」
草なぎ剛「ありがとうございます。とても嬉しいです。今年は、ゼロからのスタートだと思っていたのですが、このような素晴らしい賞をいただけて本当に嬉しく、皆さんに感謝いたします。新しい可能性を信じてこれからも努力してまいります。」
◯アウトスタンディング・アチーブメント賞
斎藤工(俳優/Filmmaker/モノクロ写真家)
斎藤工「この賞に憧れていて、いつか声がかかる日がきてほしいと思っていました。最近は俳優業の他、映画も作っておりまして、ライフワークである移動映画館をアフリカや南米などで開催しており、表に出る機会が少なかったのですが、そのような活動をGQ JAPANさんに評価していただいたのだと思い、光栄に思っております。ありがとうございました。」
◯ ブーム・オブ・ザ・イヤー賞
佐藤天彦(棋士)
「昨今、将棋界が以前に比べて取り上げていただける機会が増えてきました。この賞は、個人としても将棋界全体としてもいただいたものだと思い、大変名誉なことだと感じております。この喜びを励みに、これからも頑張っていきたいと思います。」
◯ベスト・スポーツマン・オブ・ザ・イヤー賞
佐藤琢磨(レーシングドライバー)
「この度は、名誉ある賞を誠にありがとうございます。今年は、インディアナポリス500マイルレースで勝つことができ、応援してくれた皆様に改めてお礼を言わせていただきます。本当にありがとうございました。これからは自分自身にも磨きをかけて、モータースポーツの発展に精進してまいります。」
◯ミレニアル・インスピレーション賞
野田洋次郎(RADWIMPS/illion)
「この賞をいただけたのは、音楽の現場だったり映画の現場だったり、一緒に切磋琢磨してともに作り上げてくれた同士や監督など、様々な方のおかげです。わくわく、どきどきできるものづくりを今後もたくさんしていきたいと思います。ありがとうございました。」
◯アクター・オブ・ザ・イヤー賞
長谷川博己(俳優)
「本当にすごく嬉しいです。この賞をずっと意識して、いつか出られたらいいなと思っていました。最近は国を守るような役が増えたり、男性が魅力を感じていただける役が増えたからいただけたのかと思っております。名誉あるこの賞に恥じぬよう、これからも頑張っていきます。」
◯ベスト・コメディアン賞
ロバート秋山(芸人)
「私は、ロバートというクリエイティブ面白コント集団に属しております。嬉しいですね、このような賞は。ずっとこの賞を意識してきました。鷹の使い手のような受賞写真ですが、この賞をいただけて大変嬉しいです。男に生まれて感謝しています。男に産み分けてくれた両親に感謝したいと思います。」
「GQ MEN OF THE YEAR」は、アメリカで1994年に、イギリスで1998年にスタートし、フランス、ドイツ、インド、中国、韓国など、世界13カ国で開催。海外の歴代受賞者には、バラク・オバマ大統領、俳優のトム・クルーズやダニエル・クレイグ、歌手のファレル・ウィリアムスらが名を連ねる。日本では、2006年にスタートし、安倍晋三内閣総理大臣、北野武らをはじめ、これまでに73組が受賞している。
2017年の受賞者の中では特に、今年9月にジャニーズ事務所を退所し、「新しい地図」として再始動した稲垣、草なぎ、香取の3人には、その報道陣の数からも、注目度の高さが伺えた。これまでNGだったインターネット上での画像掲載が解禁になったことも、WEBメディアにとっては大きな変化ともいえる。もちろん、ファンや読者にとってもその姿がほぼリアルタイムに確認できるのも、まさに「新しい地図」のはじまりといえるだろう。