スノーピークは、白馬観光開発と共同で店舗と野遊びが融合する新たな「体験型施設」を2020年春、長野県白馬村(長野県北安曇郡白馬村大字北城、白馬八方第四駐車場跡地ほか)に開業。建築家の隈研吾が施設の意匠設計を手がける。
運営は、白馬観光開発とスノーピークが共同出資するスノーピーク白馬。両社は長野県北アルプス地域の活性化を推進するため、白馬山麓エリアを中心とした事業展開を行っており、同施設の開業に至った。白馬観光開発は、四季を通じて楽しめる世界有数のマウンテンリゾートの構築を進めるべく、白馬岩岳山頂において「ザ シティ ベーカリー(THE CITY BAKERY)」を併設した絶景テラス&カフェ「ハクバ マウンテン ハーバー(HAKUBA MOUNTAIN HARBOR)」を昨年10月にオープンするなど、様々な取り組みを積極的に展開。こうした中、スノーピークと共同でグランピングイベントを白馬村にて複数回開催するなど、新たな大自然の楽しみ方を提案してきた経緯を持つ。
同施設は、オールシーズン楽しめるマウンテンリゾート白馬の中核拠点となるべく、白馬山麓エリアの魅力をオールシーズン手軽に味わえるようになるとともに、リゾートでの多様な時間を楽しめるものとなっている。施設内では、ショッピングやキャンプ用品レンタル、飲食、イベントなど様々なコンテンツを展開。白馬の雄大な自然の中で、スノーピークが提案する野遊びの楽しさを統合的に体感出来る店舗と野遊びが融合する新たな「体験型施設」となっている。
白馬三山の雄大な景色を望む広々とした敷地には、店舗エリア、野遊びエリア、イベントエリアの3エリアを計画。
店舗エリアでは、スノーピークのキャンプ用品等の物販・レンタルや飲食、白馬村観光局インフォメーション、カフェを展開。通年で地域の魅力を発信する、白馬アウトドア中核拠点として整備を進めていく。
野遊びエリアでは、キャンプ体験やスノーピークのキャンプ用品がレンタルできるほか、世界的建築家、隈研吾氏が監修するモバイルハウス「住箱-JYUBAKO-」に宿泊するプランも展開予定。
イベントエリアでは、白馬地域の魅力を伝える、地産品販売のマルシェや各種ワークショップなど、様々な体験コンテンツを展開。その他、地域の人々の憩いの場としての公園機能や、避難所としての活用、防災対策機能を備え、白馬に貢献する施設を目指す。
同様に全体設計も、隈研吾氏が手がける。建築は自然素材を活かし、自然と調和する外観、内装で、テラスや外空間を最大限広くとり、外で過ごすことを楽しめるデザインが特徴で開放感溢れるものとなっている。