ユナイテッドアローズは5月9日、試着シェアアプリ「フィットム(fitom)」を全17ブランドで導入した。
これはシグマクシス、博報堂DYメディアパートナーズとの3社による合弁会社で開発され、リリースされた新アプリ。実店舗における個人の試着情報のシェアを通じて、買い物の利便性向上、参加ブランドの販売促進を支援するアプリケーションサービスだ。
同社は、来店客がオンラインショッピングでアパレル商品を購入する際、「サイズ感がわからない」「着用イメージがわかりづらい」など、不満の主因は“試着ができない”というECが持つ根本的な課題に着目。また、昨今のオンラインショッピングのさらなる活性化や、店舗や販売スタッフのより一層の活用、オムニチャネル化による新たな買い物体験の創造が求めらているというアパレル業界の潮流にも対応する。今回の「試着」という体験価値を生かした新サービスにより、ショッピングに新たな楽しさと利便性を提供し、ブランド自社ECへの送客および売上向上を支援する。
全17となる参加ブランドは、ユナイテッドアローズ社のユナイテッドアローズ、ザ ソブリンハウス、ディストリクト ユナイテッドアローズ、ユナイテッドアローズ&サンズ、ジ エアポート ストア ユナイテッドアローズ、アストラット、ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ、モンキータイム ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ、スティーブン アラン、ロク、エイチ ビューティ&ユース、オデット エ オディール、ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング、ワークトリップ アウトフィッツ グリーンレーベル リラクシング、ルロウ グリーンレーベル リラクシング、エメル リファインズ、ザ ステーション ストア ユナイテッドアローズ。今後順次拡大予定だという。
サービスの手順は、来店客が自分の試着姿を写真に撮って登録するとポイントを獲得。貯まったポイントは、500ポイントからクーポンとしてユナイテッドアローズ対象ブランド店舗のお買い物で使うことができる。一方で、アプリ上で気になるアイテムを試着リクエストをすると、試着フォトを確認してサイズ感やシルエットを確認できる。お気に入りのアイテムは、カートに追加してユナイテッドアローズのオンラインストアで買い物ができるという仕組みだ。ユーザーは気になったアイテムを全て「マイコレクション」として記録できる。
なお、現時点でのクーポンの利用可能店舗は、ユナイテッドアローズ 原宿本店、ディストリクト ユナイテッドアローズ、ザ ソブリンハウス、ユナイテッドアローズ 京都店、モンキータイム ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ 原宿店、ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ 渋谷公園通り店、ロク 渋谷キャットストリート、エイチ ビューティ&ユース、スティーブン アラン トーキョー、ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング 自由が丘店のみ。順次、利用店舗を拡大していく。