トミー ヒルフィガーが、スプリング 2020のファッションショー「トミーナウ(TOMMYNOW)」を、イギリス・ロンドンの美術館テート モダンにて、ロンドンファッションウィーク期間中の2月16日に開催した。
ランウェイに登場するほぼ全てのルックがイベント終了後に世界中で購入可能な「シー ナウ バイ ナウ(See Now, Buy Now)」形式での開催は、今回で8回目となり、これまでに7シーズンをかけて世界各国を巡ってきた。開催地となったロンドンは、2018 SSからブランドのグローバルアンバサダーを務めるレーシングドライバー、ルイス・ハミルトンの出身地であることより、再び選定された。
「無駄を無くし、すべてを受け入れる」というブランドビジョンに沿って発表されたランウェイの内容は、ルイス・ハミルトンとの「トミーXルイス(TommyXLewis)」、グラミー賞受賞経験のあるシンガーソングライター、ハー(H.E.R.)との「トミーXルイスXハー(TommyXLewisXH.E.R.」の二つのカプセルコレクションに加え、「ヒルフィガー コレクション( HILFIGER COLLECTION)」から構成。
今回で4シーズン目となる「トミーXルイス」は、サステナビリティ、インクルージョン&ダイバーシティをコレクションテーマに掲げ、発表された。アイテムには、同ブランドが得意とするメンズウェアのヘリテ ージ要素とルイスのストリートウェアスタイルが融合。ミリタリーブルーやミリタリーグリーンをニュートラルカラーや蛍光色と組み合わせている点が特徴となっている。また、アイテムの7割以上にはサステナブルな素材や原料を使用しており、ブランド史上最大となるサステナリビティを体現。素材には、100パーセントオーガニックコットンから、リサイクル素材、ダウンの代替素材に加え、水資源の節約までも含まれているという。
「トミーXルイスXハー( TommyXLewisXH.E.R.)」は、ハー本人の本格的で高いファッションセンスによって生まれたグラフィカルでアイコニックな12アイテムを発表。
「ヒルフィガー コレクション」は、現代のアメリカンウェアを洗練された手法で体現したアイコニックなアイテムがラインナップ。ブランド誕生35周年を記念し、アイコンの一つであるヒルフィガークレストが、色調を変えてグラフィカルに、ゴールドの糸の刺繍でアイテムの多くに表現されている。
アイテムのサイズは、ジェンダーレスに着用することを前提とし、ゆったりめのオーバーサイズで展開。性別、年齢、民族、体型における様々な制限を取り除くことで、インクルージョン&ダイバーシティのスピリットを具現化している。「あらゆる人のためのスタイル(Style for All)」を取り入れたことで、ブランドビジョンと共にブランドの今後の新たな方向性を示すシーズンとなる可能性を秘めていると言える。
モデルキャスティングにもその特徴が出ており、バックグラウンドに始まり、サイズ、年齢、人種、ジェンダー表現において、インクルーシブ &ダイバーシティなキャスティングが行われたという。スーパーモデルのナオミ・キャンベルや、ルカ・サバト、レノン・ギャラガー、ウィニー・ハーロウ、シャーロッ ト・モスなどもショーに出演し、会場を沸かせた。
会場となったテート モダンのザ タンクスにはプレス、バイヤー、インフルエンサーそして一般客を含む千人を超える来場者がイベント型ファッションショーを体験した。フロントロウには華やかなゲストが揃い、日本からは女優の剛力彩芽、You Tuber/モデル/歌手のけみお(kemio)が来場した。
なお同イベントの詳細は、ハッシュタグ #TOMMYNOW, #TommyXLewis, #TommyHilfigerにて世界中に配信されている。
問い合わせ先/トミー ヒルフィガー カスタマーサービス 0120-266-484