2024年11月に東京開業を発表したホテルブランド「ワンホテルズ(1 Hotels)」より、オーストラリア・メルボルンのヤラ川のウォーターフロントに6月開業予定のランドマークホテル「ワンホテルズ メルボルン(1 Hotel Melbourne)」が予約受付を開始した。ワンホテルズは、ホスピタリティ業界のビジョナリーであるバリー・スターンリヒトによって創設された、自然との調和というブランドの核となる理念に根ざした、ミッション主導型のラグジュアリー・ライフスタイル・ホテルブランドである。今回のホテル開業は、ワンホテルズがオーストラリア市場に待望の初進出を果たすものであり、受賞歴を誇るサステナブル・ラグジュアリーと自然から着想を得たデザインの融合が、メルボルンの中心に実現される。
この象徴的な建物の中心となるのは、かつてメルボルンで最も活気のあった港に残る、最後の未改装の貨物倉庫「グッズ・シェッド・ナンバー5」だ。文化遺産として登録されているこの貨物倉庫をセンターピースとして、「サステナビリティ」「洗練されたスタイル」「心身のリフレッシュ」を融合させた理念のもと、ラグジュアリー・ホスピタリティの概念をこの地域で再定義し、深い感動をもたらす変革的なゲスト体験を提供する。
ワンホテルズ メルボルンは、メルボルン中心業務地区の南西端に位置し、マーベル・スタジアム、王立植物園、人気のショッピングエリア、世界的に評価される劇場など、メルボルンを代表する名所の数々へのアクセスに恵まれている。世界最大規模を誇る路面電車網の停留所までは徒歩わずか2分で、市内の移動も快適だ。さらに、原生植物が植えられた3,500平方メートルの公園に隣接しており、静かなヤラ川沿いのリバーフロント、そしてウォーキング&サイクリングコースへもダイレクトにアクセスできる。
また、建築的イノベーションとサステナブル・デザインの粋を集めた象徴的な存在であり、印象的な非対称のファサードには、床から天井までの大きな窓で構成。下部のガラスはグッズ・シェッドNo.5のパネルを想起させ、上部のガラスはヤラ川の水面のゆらめきを映し出している。館内には2,000本以上の生きた植物が配され、屋内と屋外の境界を曖昧にしている。ロビーのレセプションデスクには、倒木や再生木材の家具、グッズ・シェッドNo.5から再利用した部材が用いられ、適応型再利用とサーキュラーエコノミーの理念への深いコミットメントを体現。さらに、館内に展示されたアート作品は、メルボルンの豊かな クリエイティブシーンを反映したものとなっている。
また、この物件はLEEDシルバー認証の取得を目指しており、デザイン全体を通してリサイクルや再生素材を優先的に活用している。廃線となった地元の鉄道橋や埠頭から調達した木材、およそ2,000枚のブルー ストーン舗石を再利用した小道、そして、復元された鉄骨トラスと窓枠は、建物のインダストリアルな特徴を保ちながら、メルボルンの豊かな歴史を称えている。 開発の一環として、ワンホテルズ メルボルンには114戸限定の「1 Homes」レジデンスも含まれており、サステナブル・ラグジュアリーをプライベートな居住空間に自然に取り入れられている。
客室は、36室のスイートを含む277室を備え、それぞれが自然の美しさと、現代的な快適さを融合させた静かな聖域としてデザインされている。床から天井まで広がる窓からは 自然光が降り注ぎ、ヤラ川やメルボルンの街並みの静かな景色を眺めることができる。エネルギー効率の高いスマート・サーモスタットや低VOC素材の使用から、地元アーティストとのコラボレーションや伝統的な建築要素の使用まで、サステナビリティを第一に考えている。再生木材の鉄道橋から作られたベッドヘッドやライブエッジの家具、コケをプリザーブド化したパネルを使ったドア。さらに廃材となった埠頭の古びた木材に彫られた部屋番号などが、この地の海にまつわる歴史を思いがけないかたちで称えている。
また、客室には、オーガニックでサステナブル、かつ、ホリスティックなライフスタイルのパイオニアであるキャロル・バンフォードとのパートナーシップでつくられたバンフォード・ウェルネス・スパ製品など、思慮深くキュレーションされたアメニティが揃っている。
ダイニング体験もまた、自然にインスパイアされている。間もなくオープンする予定のシグネチャー・レストランは地元で愛される情熱的なシェフが率い、地元の農家や漁師、職人たちから仕入れた食材を中心に、新鮮な旬の食材をふんだんに使ったメニューを提供する。テイクアウトスタイルのカフェ「ネイバーズ」では、ちょっとしたスナックタイムや気の利いたギフトにも最適な、オーガニックな軽食やクラフト感あふれる商品を取り揃えている。また、ロビーにあるバーでは、地元の自然素材を使ったカクテルや、ビクトリア州産のブティックワインを楽しむことが可能だ。
そして、企業イベント、ウエディング、あるいは親しい集まりなど、ヤラ川を望む自然にインスパイアされた光あふれる多彩なスペースも用意。広さ1,000平方メートルのリバーサイドにあるシーフェアラーズ・イベントスペースは、900名様まで収容可能で、大きな窓、緑豊かなグリーン、最新鋭のテクノロジーを備えている。 ボードルームやリラックスした雰囲気のラウンジを含む複数のミーティングルームもあり、ビジネスからプライベートな集まりまで柔軟に対応している。
さらに、ワンホテルズ メルボルンを体験するにあたって、ウェルネスは不可欠な要素である。ゲストは最先端の設備を誇るフィットネスセンター「フィールドハウス・ジム」でリフレッシュでき、世界レベルの最新機器やパーソナルトレーナーに加え、ヨガや瞑想といったマインドフルなプログラムを含む多彩なフィットネス体験が可能だ。また、屋内プール、サウナ、スチームルーム、ジャグジースタイルのスパで心身をリラックスさせることもできる。さらに、バンフォード・ウェルネス・スパでは、地元のセラピーにインスパイアされたホリスティック・ウェルネス・トリートメントを導入し、オーストラリアにおけるウェルビーイングの新たな基準を打ち立てている。
ワンホテルズ メルボルンの自然との共生を意識した設計により、豊富にふりそそぐ自然光、生きたグリーン、オーガニックな素材を通じて、ゲストが自然とつながることができる空間を創り出している。また、先進的な空気管理システムや革新的な節水技術も導入。フードプリント・グループとのパートナーシップを通じて、ワンホテルズ メルボルンでは廃棄物の90%以上を再利用またはリサイクルすることを目指している。また、使い捨てプラスチックは排除され、再利用可能なガラス製品や堆肥化可能な素材などサステナブルな代替品を採用。ホテル内の随所に散りばめられた工夫のひとつひとつが、ゲストに環境への意識を促し、滞在後もサステナブルなライフスタイルを実践し続けるきっかけを与えてくれる。
ワンホテルズ創設者であり、(「スターウッド・ホテルズ」 Starwood Hotels)会長のバリー・スターンリヒトは、「ワンホテルズでは、ラグジュアリーとサステナビリティは両立できるものであり、むしろ両立させるべきだと、私たちは信じています。ワンホテルズ メルボルンでは、この街の豊かな歴史的遺産と先進的な精神を称えつつ、豊かな自然がゲストを包みこむウォーターフロントのデスティネーションを創り上げました。このホテルは、単なる“滞在する場所”ではありません。ここで大切にしているのは、どう感じるか、どうつながるか、そして旅を通じて、私たちを取り巻く世界への意識がどれだけ深まるかということなのです。水は静けさと穏やかさをもたらします。それこそが私たちのブランドが伝えたいもの、すなわち、旅行者が旅の疲れや喧騒から解放されるためのオアシスなのです。」とコメントしている。