スタートトゥデイ代表取締役で、実業家の前澤友作氏が、日本時間の12月8日、22時40分ごろ、ISS(国際宇宙ステーション)に到着したことを発表。日本の民間人としては初めてのISS入室を実現した。
前澤氏含む3人を乗せたソユーズ宇宙船「MS-20」は、日本時間8日16時38分に地球を出発し、8日の22時40分ごろ、ISSへのドッキングに成功。翌日9日1時12分ごろには連結部のハッチが開放され、同氏がISSへ入室すると、そこで待っていた7名の宇宙飛行士らと抱擁を交わし、笑顔で迎えられた姿が報じられた。
ISSに到着した前澤氏は、第一声で「着いたよ!宇宙だよー!」とコメント。さらに、地上との交信で現在の心境を聞かれると「本当にあったよ、宇宙が。ステーションもあったよ!」と、笑顔で返答し、興奮の心境を伝えた。
今後、同氏ら3名は国際宇宙ステーションに約12日間滞在。民間人宇宙渡航者ならではの試みとして、「宇宙って実際どうなの?」をテーマに、ISS渡航・滞在、そして帰還に至るまでの全行程を紹介する。なお、その様子はすべて、前澤氏のYouTubeチャンネルで公開予定となっている。
Photo / ©SPACETODAY