「ナイキ(Nike)」とNigoの初めてのコラボレーションによる限定版のエア フォース Ⅲとアパレルコレクションが、9月28日から東京のOtsumo Plaza、humanmade.jp、ニューヨークでの”I Know Nigo 2”ポップアップ限定で発売予定する。また、10月4日からSNKRS、DSM GINZAで発売予定である。価格は23,760円だ。
Nigoは、現代のアーキビストであり、卓越したコラージュアーティストだ。現代のストリートウェアとポップカルチャーを定義する媒体やリファレンス、インスピレーションを巧みに抽出し、相乗効果を生み出し、1990年代初頭に東京のストリートウェアシーンに登場して以来、独自の洞察力とキュレーション力、卓越したセンスは世代を超える人々からの共感を得て、現在では世界最大のステージやランウェイにも影響を及ぼしている。
今回のコラボレーションは、数十年にわたるキャリアを通じて彼に影響を与えてきた映画、音楽、伝統への深い愛情を表現し、さまざまなカルチャーの側面に響くものに仕上がっている。このパートナーシップは、コレクター精神をストリートウェアの最前線に持ち込み、Nigoがもたらしたカルチャーにおける革新や、コミュニティ、コレクション、カルチャーとの親和性といった側面にも目を向けている。
グローバル・エナジー・マーケティング VPのレオ・サンディーノ=テイラーは「この最初のプロジェクトで、Nigoのストーリーに対する思慮深さと、彼が用いた細部へのこだわりがきっかけとなり、私たちも新しい考え方でプロダクトにストーリーを取り入れるようになりました。彼が創作の一つ一つの要素に信じられないほどの深さをもたらしてくれたことで、私たちは彼のビジョンを遊び心を持って実現することができました。彼は本当に自分の仕事を熟知しています。」とコメント。
このコラボレーションの中心となるのは、Nigo独自のアレンジを加えたエア フォース Ⅲである。無骨で大胆なシルエットを活かし、さまざまなポップカルチャーから得たインスピレーションやアイディアに根差した新しいフットウェアを生み出している。Nigoが若い頃に好きだったテレビ番組に影響を受けたカラーを皮切りに、今後の新しい展開でもファッション、カルチャー、アートや音楽をスニーカーとスタイルというレンズで表現。
同商品は、本革、テキスタイル、エンボスレザーをミックスしたプレミアムなアッパーと、オリジナルのAF3と同じミッドソールフォームとラバーアウトソールを組み合わせている。シュータンとヒールには、オリジナルのスニーカーとNigoが影響を受けたカルチャーに敬意を表するグラフィックがあしらわれている。
カスタムボックスには最初に展開するカラーのインスピレーションと、今後展開するフットウェアやアパレルのヒントが隠され、箱の中には最初に展開するカラーにちなんだプレミアムなパッチとピンが同梱されている。
Nigoは「ナイキには本当にたくさんの名作があります。AF3は隠れた名作で、当時私も大好きでした。今回ナイキとの初めてのコラボレーションで、その素晴らしさをもう一度紹介したいと思いました。」とコメント。
また、アパレルコレクションでは、Nigoが好きな日本のアニメの色合いを取り入れたバーシティ ジャケットやフーディ、どんなルックにも合わせやすいクラシックなTシャツなどが含まれている。バーシティ ジャケットにはチェーンステッチの刺繍、特製のエンボススナップ、3層構造のベロア調のパッチとNike x NIGOのキルトのライナーが用いられている。
同コレクションの第一弾は、日本や中国など限定で遊び心に溢れたNikexOGINとして発売される。Nigoの文字を逆にしたのは、彼の作品が世界中で愛され、さまざまに解釈されていることを示すもので、文字順に関わらず両方のバージョンがまがいもないNigoのものであることは明らかだ。
ナイキとNIGOの初めてのリリースは、Nigoの新しいシングルとミュージックビデオの発表に合わせて行われ、今後長期に渡るアイコニックなパートナーシップの第一歩になる。
Nigoは「ナイキとのパートナーシップを決めた時、ナイキの本社を訪れてアーカイブやラボ、そこで働くチームからたくさんのインスピレーションをもらいました。私が見たものすべてが今回のプロジェクトに大きな影響を与えています。これからたくさんのものを展開していくので、ナイキとNigoのプロジェクトを楽しみにしてほしいです。長くエキサイティングな取り組みは始まったばかりです。」とコメントした。