東日本旅客鉄道は、大正時代より東京・日本の成長とともに歩んできた大井町において、都市生活の新たな共創拠点、駅直結複合施設「大井町トラックス(OIMACHI TRACKS)」を、3月28日にまちびらきする。本プロジェクトでは、歩行者ネットワークや駅周辺の回遊性向上により、人や文化が自然と交わり、新たな動きや滞在価値が生まれる都市空間を目指す。街を歩く動線が変わることで、働く人、訪れる人、暮らす人それぞれの体験がより豊かに、そして多様なつながりへと広がっていく。


大井町トラックスでは、駅としながわ中央公園方面を結ぶ重層的な歩行者デッキと、東急大井町線高架下に整備する通路により、東西軸のアクセス性を高め、開発街区と南側エリアまでをシームレスにつなぐ。高低差のあるまちを立体的に回遊できる構造とすることで、エリア全体の賑わいと回遊性を高め、多様な人々が行き交う新たな流れを生み出す。



そして、大井町トラックスによって人の流れが広がることで、ホテル・商業・レジデンス・オフィスなど、多様な用途が横断的につながり、これまで交わらなかった人や営みが交差する機会が生まれる。日常の延長にありながら、ふと立ち寄りたくなる店舗や、思い思いに過ごせる広場、心地よく滞在できる空間が連なることで、人が集い、歩くことそのものが快適で豊かな体験となる駅前空間の実現を目指す。

ホテルの役割は、外から訪れる新しい利用者をまちに呼び込み、地域の方とつないでいくことだと考えている。今回はあえて低層階にホテルを配置することで、まちに対して積極的に“顔を出す”存在となることを意識した。さらに、清掃や防災活動への参加、地元企業とのコラボレーションなどを通じて、地域と継続的に関わる取り組みを行い、大井町に足を運ぶきっかけづくりを目指している。エントランスには「TOKYO Oimachi」を発信するフォトスポットを設け、訪れた方に「大井町」という場所そのものを知ってもらう工夫をしている。大井町の認知度を高めることがホテルの役割であり、その先の利用につなげたいという想いを込めた。また、大井町らしい商品を販売するコーナーを設けることで、地域の魅力を発信し、宿泊者の体験価値向上を目指している。
また、地元企業とのコラボレーションを進めており、大井町に拠点を構える三菱鉛筆とは、開発段階から対話を重ね、ホテルオリジナルの鉛筆を制作した。客室内にも設置し、滞在中に書き心地や鉛筆の良さを楽しむことができる。宿泊をきっかけに、大井町の企業や背景にあるストーリーに触れ、まちへの関心を広げていくことが狙いだ。今後は他の地元企業とも連携を広げていく予定である。
今回、あえてアトレの名を冠さなかったのは、大井町トラックスというプロジェクトそのものの価値を届け、街全体のブランドを確立したいと考えたからだ。既存の「アトレ大井町」が「日常の買い物をクイックに済ませる便利な場所」であるのに対し、ここでは「心ゆくまでゆっくりと過ごせる居場所」という新たな価値を提案。プロジェクトに関わるステークホルダー全員が一体となって新しい価値を共創し、タウン全体の認知を高めていくことが成功の鍵であると考え、社内で議論を尽くし、この新しい挑戦へと踏み切った。

「大井町」は交通利便性の高さが大きな魅力の街だ。京浜東北線に加え、りんかい線で新宿・渋谷方面へ、大井町線で二子玉川方面へとアクセスでき、品川や羽田空港にも近い。陸も空もつながる立地は、大井町ならではの強みである。
JR東日本グループ初の“法人登記可能な「SOHO」”多様な暮らし方・働き方に応えたいという考えから、1K~3LDKの幅広い住戸タイプを計画した。その一環として、利便性の高い立地を拠点に働く個人事業主や士業の利用を想定し、14階にJR東日本グループ初となる「法人登記可能なSOHO」を導入している。
















