「アバクロンビー&フィッチ(Abercrombie & Fitch)」の兄弟ブランドである「ホリスター(HOLLISTER)」の日本1号店が、14日ららぽーと横浜にオープンする。
面積約190坪の店内は六つのセクションに分けられている。デニムをメインに扱うコーナーとスウェットを始めとしたリラックスウエアをそろえたコーナーをメンズ・ウィメンズ別に各2ヶ所配置。同ブランドでは、ターゲット年齢がアバクロンビー&フィッチよりも若めの16から22歳という設定のため、メンズをデューズ、ウィメンズをベティズと呼ぶ。
店内中央”ラウンジ”コーナーもメンズ・ウィメンズ別に分けられる。サーフボードコレクションが飾られ、豪華なシャンデリアの下にゆったりしたソファを置き、カリフォルニアのビーチハウスをイメージしたというリラックス感のある空間を演出。ここではボディケアグッズとフレグランスをラインアップし、店内に香る「サウザンカリフォルニア」のフレグランスを販売する(大7,890円、小5,490円)。
また店内四方には大きなLEDスクリーンが設えられ、南カリフォルニアのハンティントン・ビーチの映像が流れる。「ラウンジから見ると、映像演出により”ビーチの上に掛かった桟橋”に立っている気分を味わってもらえると思う。今店舗最大の特徴かつ注目ポイント」とPR担当者は話す。映像は、本国が前日に撮影。毎日違う映像が流される。
店舗設計は本国同様にアメリカのデザインチームが手掛けた。ららぽーと横浜を日本1号店の出店場所に選んだ理由として、「横浜という都市は世界的に見て非常に魅力的な場所。そこにアクセスしやすい場所ということからこの立地を選んだ」(同)。
サイズはメンズがS・M・L、ウィメンズがXS・S・M・L展開。価格帯はカットソー類が2,000円台、デニムが6,000台、アウターが1万円台。ショップ入口には各国から招集されたライフガード達が立ち、記念撮影が可能だ。
[元記事:ホリスター、日本上陸。ららぽーと横浜に出店。ビーチ桟橋上のショップがコンセプト]
ららぽーと横浜は、2013年2月より、2007年の開業以来初となる大規模リニューアルを実施。施設の約半数にあたる133店舗が新しくオープンし、今年日本初上陸の「ZARA HOME(ザラホーム)」、「Tommy Bahama(トミーバハマ)」、「CHARLES&KEITH(チャールズ&キース)」、「SPAO(スパオ)」などの話題の海外SPAブランドを積極的に導入しています。今回の「HOLLISTER」出店はその最後の目玉となるニュースとして、満を持してのオープンとなります。
今回、「HOLLISTER」が出店するららぽーと横浜1Fフロアをみてみると、隣接するのは「UNIQLO(ユニクロ)」と「Old Navy(オールドネイビー)」です。そして、バロックジャパンのジーニングカジュアルブランド「AZUL by moussy(アズールバイマウジー)」も斜め向い近くに並びます。さらに同フロアには「H&M(エイチアンドエム)」や「FOREVER21(フォーエバー21)」も入店しており、国内外SPAブランドの競争加速化が予想できます。
「HOLLISTER」は、世界16ヶ国・561店舗を展開。既に本国アメリカをはじめグローバルで「Abercrombie & Fitch 」ブランドより、売上・店舗数ともに高くなっており、今回の日本進出はグローバルの成長戦略の一環といえます。そういった意味でも、今後の日本での出店とマーケティング展開に注目することができます。
・「HOLLISTER」ジャパンサイト http://www.hollisterco.com/