オープン20周年を迎えるバーニーズニューヨーク横浜店が、新コーナーなどを加え、11月20日にリニューアルオープンする。
1階はフロア構成を全面的に刷新し、アイウエアコーナーを拡大、ジュエリーやバッグなどを見やすく配置転換。「トムフォード(Tom Ford)」や「オリバーピープルズ(Oliver Peoples)」など人気ブランドがそろう。2階にはアポセカリーコーナーを移設し、ベビーアイテムも集約展開。授乳室も設置し、子供連れに優しいフロアとなる。3階にはブライダルコーナーが誕生し、神戸発の人気ウエディングショップ「ザ・トリート・ドレッシング(THE TREAT DRESSING)」が登場。バーニーズニューヨークのブライダルとしては初のレンタルブライダルドレスを導入する。4階は全身を紳士の装いに仕立てるサービスの提供を目的とし、シューケアコーナーに加え、100年以上の歴史を持つ「カミソリ倶楽部」とのコラボレーションにより生まれた「バーニーズ・バーバーズ・ショップ・バイ・カミソリ倶楽部148(BARNEYS BARBER’S SHOP by KAMISORI CLUB 148)」を新設。グルーミングとヘアカットを体験できる。3階及び6階には、パーソナルショッピングスペースも設定。
リニューアルを記念し、「ヨーコチャン(YOKOCHAN)」の新作バイカラードレス(4万9,350円)が横浜店限定で発売され、バーニーズニューヨークのスエード製カモフラージュプリントシューズ(3万1,500円)も先行販売。「エムフィル(M・Fil)」のフード付きコート2種(各6万8,250円)、「ジルサンダー(JIL SANDER)」の別注ブリーフケース(57万7,500円)など、「XO(EXCLUSIVELY OURS)」アイテムも用意する。
今月23日には「エルダーステイツマン(THE ELDER STATESMAN)」を設立したニットデザイナーのグレッグ・チェイト(Greg Chait)、今月末から来月中旬にかけて本国バーニーズニューヨークでもオリジナルウエアのデザインを手掛けるマーティン・グランド(Martin Grant)などのデザイナーが来店し、イベントやオーダー会を開催する。[元記事:バーニーズNY横浜、20日リニューアル。ブライダル新設、カミソリ倶楽部など登場]
バーニーズ ジャパンは今年3月に、日本1号店となる新宿店のウィメンズフロア、9月にも同メンズフロアを、1990年のオープン以来初の大規模リニューアルを実施。2014年には、オーセンティックなメンズ服飾雑貨を扱う5階や銀座店のリニューアルも予定しているといいます。
ヘアサロン併設のショップといえば、昨年9月、丸の内・仲通りにオープンしたJUNグループによる「Adam et Rope’ WILD LIFE TAILOR(アダム エ ロペ ワイルド ライフ テーラー)」や、今年3月、表参道にオープンしたアーバンリサーチによる、ニューヨーク発ショップ「FREEMANS SPORTING CLUB(フリーマンズ スポーティング クラブ)」が挙げられます。紳士の身だしなみを頭からつま先までトータルでサポートするライフスタイルショップとして話題になりましたが、今回もその最新事例としてみることができます。
マスプロモーションに大きな投資をするのではなく、店頭起点でのマーケティング発想で、自社だけではなく、異業種との取り組みで新たな付加価値をサービスとして提供する同社のマーケティング戦略に今後も注目できます。
・「BARNEYS NEW YORK」 http://www.barneys.co.jp/