「アクネ ストゥディオズ(Acne Studios)」が、2022年秋冬ウィメンズコレクションにて、アーティストのマーティン・ラボルド(Martin Laborde)氏とのコラボレーションカプセルを発表。7月26日より、同ブランドのストアおよび公式オンラインショップにて発売が開始した。
同コラボでは、マーティン・ラボルド氏のコラージュ作品を、Tシャツ、ドレス、オーバーサイズジャージー、シルクスカーフにプリント。パリで生まれ、ポルトガル・リスボンを拠点に活動するラボルド氏は、イメージやオブジェクトをシュールな「絵画」として蘇らせることを得意とし、テーマを決めて制作することも、特定の素材に偏見や好みもないという。その代わり、雑誌や迷惑メール、待合室で見つけた印刷物など、簡単に手に入るもの、「自由で、セクシーでない」素材を用いるのが特徴だ。彼にとって、彼のコラージュがとる形態は、イメージというよりアクションであり、「私はその度、創作活動しています。興味のある形は、もっと反応的で直感的なものです。時に、何かを無視することは、見つけることと同じくらい良いことです。切り取られたものが、逆に面白いこともあります。私の作品がテキスタイルになり、身につけられるのを見ると、私のコラージュが何かを別のものに変化し、そしてまた別のものになるのと同じような気がします。神話も忠実さもなく、それはとてもエキサイティングなことです。」 と語る。
コラージュプリントが特徴のアイテムは、タイアップストラップ付きのグリーンサテンのロングスリップドレス、スカイブルーのルレックスTシャツドレス、ホワイトサテンシャツ、ペールブルーのメッシュポロネック、グリーンのオーバーサイズパーカー、ホワイトの長袖Tシャツ、ピンクまたはホワイトの半袖Tシャツ、クロップドホワイトトップ、ホワイトトラウザーズ、スクエアシルスカーフが馬や花、フルーツのプリントで飾られたデザインがラインナップ。
ラボルド氏は同コラボのために、アーティスト主導のフィルムを自ら監督し、創作過程を垣間見ることができる貴重な作品が完成した。また、LA在住のディレクターそして俳優のモニ・ハワース氏とコラボし、ハワース氏の娘とその友人を主人公にしたシュールなフィルムも制作した。