「フォーエバー 21(FOREVER 21)」が、2023年春に日本再上陸する。アダストリアが、日本展開のパートナーとして契約を締結したことを発表した。
アメリカ・ロサンゼルス発のファッションカジュアルブランドある同ブランドは、日本国内では2009年に単独1号店を出店。その後、2019年に日本での店舗展開は終了したが、2020年、米ブランド管理会社のオーセンティック・ブランズ・グループが同ブランドを買収し、リブランディングに着手。商品の品質・価格や店頭表現をリニューアルし、サステナビリティや社会貢献へのアプローチを積極化するなど、今の時代に合わせたプロモーションを展開したことにより、ブランドのイメージを刷新し、世界主要国で570店舗以上を展開するグローバルブランドとして事業を拡大している。
同社が、日本再上陸にあたり掲げる大テーマは “トレンド&ハイクオリティへの転換”。高いファッション感度と多様なカルチャーを背景に持つファッションブランドとしてのポテンシャルと、同社の環境と人に配慮したサプライチェーンマネジメント(SCM)を軸に、1,400万人以上の会員を保有する自社EC、店舗開発力、商品開発力などの強みを掛け合わせることで、かつての大量生産・大量販売・大量廃棄、といったイメージから脱却し、現在の日本マーケットにローカライズしたファッションを展開していく。また、今年5月に設立した新子会社のゲートウィン(Gate Win)が、マスターライセンスを保有する伊藤忠商事とサブライセンス契約を締結。来春2月21日から、同社グループ公式ウェブストア 「ドットエスティ(.st)」での販売を開始し、関東・関西の郊外ショッピングセンターを中心に出店を予定している。