アディダスジャパンは、「サッカー日本代表ユニフォーム」および「サッカー日本代表カルチャーウェアコレクション」を発表した。今回、「アディダス(adidas)」と「ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)」によるコラボレーションブランド「ワイスリー(Y-3)」と、サッカー日本代表による史上初のコラボレーションが実現した。「サッカー日本代表ユニフォーム」は、アディダスオンラインショップおよび直営店、アディダスアプリ等で6月22日より先行発売されており、7月1日より一般発売開始。また「カルチャーウェアコレクション」は、7月1日より一般発売を予定している。
アディダスは、今夏開催される世界的スポーツイベントを目前に控える中、6月21日、パリ・ファッションウィークにて「サッカー日本代表ユニフォーム」および、サッカーからインスピレーションを受けたストリート&ライフスタイルウェアを揃えた「サッカー日本代表カルチャーウェアコレクション」を合わせて発表した。
今回のコレクションのテーマは「(炎)」。「サッカー日本代表ユニフォーム」の全体を通して一貫したモチーフとして登場するヨウジヤマモトによるデザインの炎のグラフィックは、サッカー日本代表が持つ揺るぎない力強さ、そして日本という国が持つ神秘的な力を象徴している。グラフィックには、炎の中心となる「目」が描かれ、ひとつひとつの炎は選手やサポーターを表し、各々の想いが渦を巻き集まって「炎の目」となり、その力がサッカー日本代表の力として高く舞い上がる様子を表現。
一方、「カルチャーウェアコレクション」は、大胆な炎の全面プリントで人気を博した90年代後半のサッカー日本代表ゴールキーパーユニフォームからインスピレーションを得てデザインされた。サッカーカルチャーが持つ色褪せない魅力を称える今回のコラボレーションは、世界で初めてラグジュアリーファッションとスポーツを融合するブランドとしてスタートしたワイスリーにとっての新たなマイルストーンであり、日本においてサッカーをより広く、深くカルチャーとして浸透させていくことを目指すアディダスによる新たな試みである。
また、40年以上パリ・ファッションウィークにてコレクションを発表し続けているクリエイティブ・ディレクター山本耀司にとって、フランスと日本とを結びつける意味を持つコレクションでもある。世界の注目がパリに集まるこの夏、サッカー日本代表は男女ともに本ユニフォームを着用し、燃え盛る「(炎)」を力に、大舞台へと挑んでいく。
ホーム、アウェイ、そしてゴールキーパーユニフォームの3種類のキットで構成された今回の「サッカー日本代表ユニフォーム」は、「(炎)」をテーマに、ヨウジヤマモトの精神を反映し、サッカー日本代表チームが持つエネルギーと力強さを表現したデザインとなっている。ダークネイビーを基調とするホームユニフォームは、温度の高い「青い炎」をモチーフに、完全燃焼をいとわないサッカー日本代表のプレースタイルからインスパイアされた。ユニフォーム全面にあしらわれた、うねりを上げる小さな炎がひとつの大きな火柱へと成長するグラフィックは、それぞれのプレーヤーがひとつになった瞬間、チームとして凄まじい力を発揮するサッカー日本代表の力強さを表現している。
アウェイユニフォームでは、ホワイトを基調としながら異なる「赤い炎」のグラフィックを採用。余白を残しながら精密に配置された炎は、若さ溢れるチームによるピッチ上での溌溂としたプレーと、ヨウジヤマモトを象徴する「アシンメトリー」なデザインを体現している。
ゴールキーパーユニフォームにはホームユニフォームと同じ炎のグラフィックをフィーチャー。体の動きに合わせたカッティングとシルエットを採用することで、キーパーによる素早いアクションとより長いリーチをサポートしている。一般発売となるイエローのキットに加えて、非売品でサッカー日本代表着用専用となるピンクと緑のカラーウェイがラインアップされる。
アディダスが持つ「すべてはアスリートのために」というモットーを反映し、アスリートが優れたパフォーマンスを発揮するために作られた今回のユニフォームは、優れた速乾性を持つテクノロジーを採用し、空気の流れを調整することで快適性を保つように設計されている。またセンターに配置された、軽量性を考慮したサッカー日本代表エンブレムと、裾に配したオーセンティックバッジ(オーセンティックモデルのみ)に刻まれたアディダスのロゴは、オンピッチで最高のプレーを目指す精神を象徴している。
久保建英選手は、「今回のユニフォームはすごくおしゃれだな、というのが第一印象です。ユニフォームをファッションに取り入れるスタイルは海外ではよく見かけますが、日本でもこのサッカー日本代表ユニフォームをきっかけに、そのトレンドが広がることを願っています。僕自身も、新たなユニフォームとともに気持ちを新たに切り替えて、青い炎のように熱い気持ちで次のステージに向かっていきたいと思います。」とコメント。
藤田譲瑠チマ選手は、「ホームもアウェイも、どちらもとてもスタイリッシュで、それぞれ異なる意味を持つ炎をモチーフにしているところがすごく気に入っています。自分たちの世代が、新たな想いが込められたユニフォームとともに大きな舞台へと向かえることをとても嬉しく思います。このユニフォームを着てピッチで活躍する姿を皆さんに見ていただけるよう、頑張りたいと思います。」とコメント。
そして細谷真大選手は、「今回、サッカー日本代表史上初の「Y-3」とのコラボレーションになると聞いて、とてもびっくりしました。色合いやデザイン、ロゴの位置など、とても新鮮で、これをきっかけにサッカー日本代表に興味を持っていただける方や、応援していただける方が増えると嬉しいです。このユニフォームに描かれた炎のように、僕たちもそれぞれの力を一つにして、完全燃焼で世界と戦っていきたいと思います。」とコメントした。
また、スポーツとラグジュアリーファッションを融合するというワイスリーの先駆的な取り組みを体現する今回の「カルチャーウェアコレクション」には、「サッカー日本代表ユニフォーム」と同じく「(炎)」をテーマとした、大胆なファッションアイテムとアクセサリーをラインアップ。
試合当日のためにデザインされたアンセムジャケットとプレマッチシャツは、オンピッチで着用されるユニフォームを引き立てるようにデザインされている。またロングスリーブのユニフォームスタイルシャツには、セットアップのショートパンツを種類用意。キャップ、バケットハット、スカーフ、トートバッグなどのアクセサリーも豊富に展開される。
カルチャーウェアアイテムの一部には、ユニフォームに登場する手描きの炎のグラフィックをあしらい、今回のコラボレーションのコンセプトを一貫して表現。そして「カルチャーウェアコレクション」のキービジュアルは、ヨウジヤマモトとのコラボレーションで知られ、世界で活躍する写真家氏が撮影。印象的なビジュアルが、本コレクションに新たな命を吹き込む。