オンワードホールディングスは、ウィゴーの全株式を取得し、子会社化することを発表した。オンワードホールディングスは、これまで「ヒトと地球(ホシ)に潤いと彩りを」というミッションステートメントのもとで、ファッション・ウェルネス・コーポレートデザインの各領域において、価値ある商品やサービスを提供してきた。一方ウィゴーは、「YOUR FAN」をコーポレートアイデンティティとして、ファッション・カルチャー・ライフスタイルを組み合わせることで、新しい価値を創造する企業だ。
2023年5月にオンワードホールディングスとウィゴーは資本業務提携を行い、発行済株式総数の20.27%を保有する株主となった。この提携を通じて、オンワードホールディングスの有する経営ノウハウなどを活用することにより、ウィゴーの事業再生を目指してきた。その結果、ウィゴーの2024年度の業績が5期ぶりに営業黒字転換する見込となっている。
ウィゴーは、10代~20代のZ世代を中心とする若年層を主要顧客とし、ショッピングセンターやファッションビル、EC等で事業を展開。一方オンワードホールディングスは30代~60代の幅広い世代を主要顧客とし、主に百貨店やショッピングセンター、EC等で事業を展開している。以上のことから、ウィゴーとオンワードホールディングスは、顧客層や主要販路において補完関係にあり、シナジー効果の追求により、両社の更なる拡大を図る。
オンワードホールディングスは、残りの79.73%の株式を取得して100%子会社化することにより、DX投資や人的資本投資などを加速させ、ウィゴーの企業価値を更に向上させていく。