ファッション誌「VOGUE」の日本版「VOGUE JAPAN」は、創刊25周年を記念し、11月9日から10日までの2日間、麻布台ヒルズアリーナを中心に、駅舎に見立てた体験型スペシャルイベント「VOGUE STATION 25」を開催した。
1999年の創刊号から最新号まで、25年間の「VOGUE JAPAN」の圧巻のクリエーションを振り返るヴィジュアル展示や、25周年スペシャルエディションの表紙を飾った冨永愛のトークセッションなどを含む、25のコンテンツを展開。冨永は、「VOGUE JAPAN」ヘッド・オブ・エディトリアル・コンテントのティファニー・ゴドイとともにトークセッションを実施。ファッションの現在と未来について語った。また、11月9日には美容家の神崎恵をゲストに迎え、自分を愛しむビューティーをテーマに資生堂「ファンデ美容液」を紹介し、トークを展開した。
そのほか、今年目覚ましい活躍をみせたアイコニックな人々を讃えるアワード「THE ONES TO WATCH 2024」の受賞者のヴィジュアル展示や、ハローキティが「VOGUE JAPAN」の撮影で着用した衣装展示を一目見ようと多くの人が詰めかけた。
また、イベントにさきがけて「THE ONES TO WATCH 2024」の授賞記者会見も取り行われた。「VOGUE JAPAN」12月号では、2006年から続いてきた「VOGUE JAPAN Women of the Year」のジェンダーフリー版ともいえるスペシャル企画「THE ONES TO WATCH 2024」にて、2024年に目覚ましい活躍をみせた人々を発表。俳優の綾野剛、磯村勇斗、伊藤沙莉、河合優実、プロフェンシング選手の江村美咲、プロ車いすテニスプレーヤーの小田凱人、ピアニストの角野隼斗、ボーイズグループのTravisJapan、ガールズグループのBABYMONSTER、ハローキティ、俳優で芸人のゆりやんレトリィバァの全11組が受賞した。
授賞記者会見には磯村勇斗、伊藤沙莉、江村美咲、Travis Japan、ハローキティ、ゆりやんレトリィバァが参加。ゆりやんレトリィバァは、受賞した感想を問われると、「私が?という…」と回答。さらに涙ぐむ姿を見せ、定番の変顔を披露した。今後の目標について聞かれると「Comedian and actor and movie. However, starand movie director, dancer, singer…,everything. However, star」と、ゆりやんレトリヴァお決まりのネタで回答。今後チャレンジしたい領域については「国会議員です!」とお茶目にコメントし、会場を沸かた。
また、パリ五輪で活躍した江村美咲は、「今年は沢山のアスリートの方々が活躍された中で選んでいただき、素直に光栄と嬉しいという気持ちです」と受賞した喜びを表現した。今年一年を振り返り、「めまぐるしい一年間で、私の人生で一番嬉しい気持ちも悔しい気持ちも一番強く、そして長い時間味わった一年間でした」とコメント。また、来年に関しては「パリ五輪でメダルは取れたが、まだまだ伸び代があると思っています。パリ五輪を経験したからこそ見える世界があると思うのでさらに強くなれるような一年にしたいです」と続けた。
そして、今年NHK連続テレビ小説「虎に翼」で注目を集めた伊藤沙莉は、「すごく光栄に思っております。授賞理由を読ませていただいて、自分がとても大切にしている作品がきっかけになったことは嬉しかったです。今年一番向き合ってきた役でもあるのでありがたかったです」と受賞した感想をコメント。伊藤が来年チャレンジしたい役や、やってみたいことを尋ねた質問では、「その役を演じることや作品を作るにあたって、先に準備することや、練習が好きなので、そういうことにチャレンジしていきたいと思います」と明かした。最後に伊藤が讃えたい人については、「『虎に翼』で関わった方々です。感謝を込めて讃えたいです」と語った。
磯村勇斗は「VOGUE JAPAN 25周年という年にこのような場所に呼んでいただけたことを非常に光栄に思っております」と受賞の喜びをコメント。そして「今年は海外で撮影をしたり、自分がプロデュースした映画祭が無事終わったことなど、新しい挑戦が多く、刺激のある年でした」と今年一年を振り返った。俳優デビュー10周年を迎えた磯村は、周年の節目に自分にご褒美をあげるとしたらという質問には「普段自分にご褒美をあげるタイプではないですが、四つ葉のクローバーとか珍しいものが欲しいです(笑)」と続けた。
さらにハローキティがオリジナル衣装で登場。受賞した感想を問われると「ありがとうございます!昨日の夜はドキドキしてなかなか眠れなかったくらい、今日のパーティーを楽しみにしていました♪キティにとって特別なアニバーサリーイヤーに、この素敵な賞をいただけて、と〜っても嬉しいです♡今年は、アニバーサリーイベントや新しくはじめたTikTokなどを通して、今まで以上にたくさんのお友だちと出会えたり、なかよくなれた気がします♪」とコメント。また、今日のファッションのポイントについて「今回特別に作ってもらったこのドレスは、ニット素材でできたリボンがたっくさんなんです!デザインもかわいくて、お気に入りです♡」とこだわりを明かした。
最後にTravis Japanが登場。受賞後の心境について、宮近は「とても光栄な機会をいただけてTravis Japan一同・スタッフチーム一同喜んでおります。『THE ONES TO WATCH』という今年めざましい活躍を見せた方々に与えられる賞をVOGUEさんが選出していただいたということで、自分たちの活動をファンの方をはじめ、いろんな方にエンタテインメントとして届けていることが確実に届いていることをすごく実感できました。光栄な賞に選んでいただけたことで自信になり、もっと挑戦したいなと思う機会になりました」と述べた。
そして今年一年で最も印象に残っているグループ活動について、松倉は「メンバーそれぞれが様々な挑戦をさせていただいたのですが、中でもライブは一年中やっていたかなという感覚があるので一番印象に残っています」と語り、「デビューしてから一番ライブが多かった年でした」と宮近も続けた。来年挑戦したいことについて聞かれると七五三掛は「ジャパンツアーも含めてまたワールドツアーにも挑戦させていただけたら嬉しいなと思っています。個人的にはハワイでライブをやってみたいです。嵐さんはヘリコプターで登場していましたが、僕たちも何かで登場したいです」と語り、川島が「空飛ぶ虎とか?」と続き、想像を膨らませた。
今後のグループとしての目標について松田は「カッコいいトラヴィス・ジャパンを今後は見せ続けて、おバカなトラヴィス・ジャパンは封印します!」と意気込み、川島は「それではグループの活動が休止します!」と突っ込みを入れ、会場に笑いを誘うトークを展開した。