ユニクロ「UT」のCM起用でも注目のアーティスト、ファレル・ウィリアムスの大ヒットシングル「HAPPY」。そのミュージックビデオで世界中のファンによるまさに”HAPPY”なリップシンク動画の投稿で現在大ブームとなっていますが、4月29日(火)にその原宿版「Happy from Harajuku Tokyo – Pharrell Williams #harajukuhappytimes」が公開され、ネットやSNSで話題になっています。
今回の動画では、キャットストリートや竹下通り、明治神宮、東郷神社、ヘアサロン「SHIMA(シマ)」、JOL原宿などの原宿を象徴するスポットを舞台に撮影。
出演者には、ビームスの設楽洋社長やユナイテッドアローズの重松理会長といった原宿を代表するセレクトショップ創業者をはじめ、「FIG&VIPER(フィグアンドヴァイパー)」プロデューサーの植野有砂や人気スタイリストの山脇道子、「SHIMA」の奈良裕也やカリスマブロガーのまつゆう*、次世代ファッションアイコンとして人気のUsuke Devilなどファッション業界関係者が多数参加。また、プロレスラーの蝶野正洋や現役大相撲力士の豊ノ島、ホンダの二足歩行ロボット「ASIMO(アシモ)」、さらには渋谷区の桑原敏武区長に至るまで、幅広い分野の著名人が続々と登場しています。
たった約3週間で制作したという話題の動画は、「asics(アシックス)」やカシオ「BABY-G」などの映像をはじめ、雑誌「CANVAS」や「GQ JAPAN」の編集も手掛ける、富田直樹さんによるディレクション。F.M.J.では早速、その意図を取材させて頂きました。
- 今回のPVを作ったきっかけや狙いは?
「今回のムービーは、原宿を愛するシェフ、経営者、クリエーター等が有志で集まった委員会(仮称)による、原宿ローカル発信プロジェクトの第1弾なんです。発起人は、原宿のフレンチレストラン『Restaurant-I(レストラン アイ)』オーナーシェフの松嶋啓介さんで、2020年の東京オリンピックに向けて、原宿を地元の人から盛り上げていこうという街興しの思いで、まずは海外に発信がしやすい”PRムービー”という形でスタートしました。」
- 出演者には著名人や業界関係者をはじめ、渋谷区長が参加するなど豪華な顔ぶれですが?
「知り合いの知り合いで初めてお会いする方もいたりで、協力して頂ける出演者は広がっていきました。桑原区長に関しては、渋谷区に直談判して今回の意図を説明し、出演を快諾頂くことができました。」
- 今後のプロジェクトとしての活動予定は?
「海外では当たり前の観光案内所や英語表記ですが、原宿にはまだありません。今後は原宿に観光案内所をつくったり、WiFiを整備したりとリアルな活動に繋げていければと考えています。」
なお、4月30日(水)ニューアルバム「GIRL」発売と同時にクリエイティブディレクターNIGO®が監督、日本の豪華アーティストやモデルなどが出演する日本版ミュージックビデオの公開やファレル本人の来日プロモーションも決定しており、日本でもより”HAPPY”が拡がっていくことは間違いありません。
世界中を巻き込むヒット曲を活用した、原宿をグローバルに発信するPRプロジェクトの始動に期待がかかりますし、楽曲同様に国内はもちろん、世界中を巻き込むプロジェクトになるよう、F.M.J.としても今後も注目したいと思います。そして、そのファッション版「Happy from Fashion Tokyo」も見てみたいですね。
・Happy from Harajuku Tokyo – Pharrell Williams #harajukuhappytimes