5月12日(月)発売の雑誌「GINZA」2014年6月号は、「ファッション雑誌を読みましょう」特集。
同誌ブログによると、「ファッション誌の存在意義(というとおおげさですが)や価値って何だろう、とたまに思うことがあります。きっと読者の数だけ作り手の数だけその答えはあるのでしょうけど、GINZA編集部が思うのは、その人の人生をキラキラ輝かせる、いわば”夢”を与えられるような存在だったらいいな、ということ。」(引用:http://magazineworld.jp/ginza/ginza-editors-204-1/)と、今号を”前代未聞の異色の特集”として紹介しています。
特集の巻頭メッセージでは、「今、雑誌を作っている世代は皆、若い頃に『Olive』をはじめとしたファッション誌を読んでいろんなことを学んできました」とはじまり、モード誌から赤文字、青文字、黒文字までその全てが”あなたの人生を輝かせてくれるファッション雑誌”という、同誌らしい独自の切り口でファッション雑誌の魅力をあらためて紐解いていきます。
特集内「ファッション雑誌クロニクル VOL.1~4」では、マガジンハウスのみならず、国内外の多岐にわたる出版社の雑誌をフィーチャー。講談社「ViVi」や主婦の友社「Ray」、光文社「JJ」の名前の由来や数値的な記録をはじめ、徳間書店「LARME」や講談社「it LOVE」など話題の雑誌を紹介。また、新潮社のローティーン向けファッション誌「nicola」が”JS”と呼称される女子中学生に支持される理由を分析するなど、雑誌にまつわるエトセトラをコラムとして掲載しています。
さらには、1982年に創刊され惜しまれながら休刊した雑誌「Olive」が、Book in Book「17歳の私へ~オリーブが教えてくれたこと~」で復活。20年近く同誌を手掛けたスタイリストの大森伃佑子が、2014年版「Olive」を表現しています。
このほか、特集連動のファッションシューティングや同誌スタイリストの紹介、編集アシスタントの仕事1カ月を追う企画、別冊付録として「90’s GIRLS CULTURE BOOK」や「DAIKANYAMA magazine volume 02」が付属するなど、充実した内容。
一般読者はもちろん、業界関係者や次世代ファッション業界活性化を謳うF.M.J.としても、永久保存版となりえる価値を今号に感じています。
・マガジンハウス「GINZA」 http://magazineworld.jp/ginza/
・GINZA 6月号『ファッション雑誌を読みましょう』 予告編