2015春夏ファッションウィーク開催中のニューヨークで、「POLO Ralph Lauren (ポロ ラルフ・ローレン)」 が水のスクリーンに映し出すプロジェクション・マッピングで斬新な”4Dファッションショー”を行い、話題になっています。
「POLO Ralph Lauren」による”4Dファッションショー”は、ニューヨーク5番街にオープンした初の旗鑑店オープニングイベントの一環として行われたもの。9月9日の21時(現地時間)にセントラルパークの中心で開催され、ビル4階建ての高さに相当する約18m×45mの”水のスクリーン”に高解像度の映像を投影。「POLO Ralph Lauren」のウィメンズ最新コレクションを纏ったモデルの実写映像とCGを組み合わせ、リアルに再現されたブルックリン・ブリッジやハイラインなどニューヨークの名所や、町並みを訪れるショートフィルム調の演出になっています。
映像とリンクした最新コレクションはブランドの精神を表現しつつ、ニューヨークやパリ的な要素を組み合わせ、またニューヨーク州北部にあるアディロンダック山地の夕日をイメージした色使いで構成されています。
同社のプロジェクションマッピングはこれが初めてではなく、2010年11月にロンドンとニューヨークで同ショップの外壁で実施された「The Official Ralph Lauren 4D Experience」もその先駆け的な事例として、業界の注目を集めました。デザイナーRalph Laurenは「新しいブランドPOLO for womenを、街中で現代的な発表の仕方をしたかった。POLOの精神を、革新的なファッションとテクノロジーの融合を通して表現したんだ」と語ります。
ファッション、アート、テクノロジーを融合した今回の斬新なファッションショー。今後、さらにコレクションの表現方法が劇的に変化していくことを象徴するとともに、ロングセラーブランドが常に挑戦し続ける姿勢と先進性をわかりやすく示す、ファッション・マーケティングの最新モデルケースとして捉えられます。
・「Ralph Lauren」公式サイト http://www.ralphlauren.co.jp/