マイケル・コース表参道店に訪れた[左]水原祐果と麻宮彩希 [右]美馬寛子
「MICHAEL KORS(マイケル・コース)」は、本国アメリカから持ち込まれたという「Instaprint(インスタプリント)」を活用したフォトプリントサービスを実施。仕組みは簡単で、フォトコールパネルの前で来店者自身で写真を撮影後、Instagramでハッシュタグ “#MKFNO”と投稿するだけでプリントすることができます。当日はイベント最中、多数の写真がInstagramにアップされ、大盛況。FNOメインMCのクリス・ペプラーや、モデルの水原祐果と麻宮彩希、元ミス・ユニバース・ジャパンの美馬寛子らも来店しました。
「MICHAEL KORS」は2年前には、デザイナー自身がジェニファー・ハドソンを連れて来日するなど、アメリカのブランドとしてFNOには積極的に参加。今年は本国アメリカでのFNOは開催されていませんが、限定商品の販売や著名カメラマンを招致した購入者への写真撮影サービス、”KORS KARAOKE”と銘打ったカラオケ大会など、毎年本国も様々な仕掛けを用意してFNOを盛り上げています。
来場客は、店内にある好きなバッグを持って撮影
本国アメリカから持ち込まれたという「Instaprint(インスタプリント)」
「Instagram」でハッシュタグ “#MKFNO”と投稿するだけでプリント可能
また、「MICHAEL KORS」は昨年に引き続き、FNOの日程に絡めて表参道駅をブランドビジュアルでジャックするプロモーションも展開。今年は昨年の柱巻きとポスター以外にもポスターの集中貼りやアド・ウォールなどの掲出場所も増やし、ジャック感を高めることで、ブランド認知の向上を図ります。
トレードマークであるアビエータ・サングラスのインパクトあるブランドビジュアルで表参道駅をジャック
なお、「MICHAEL KORS」は、国際連合世界食糧計画(WFP)と組み、飢餓撲滅を目的とした”WATCH HUNGER STOP (ウォッチ ハンガー ストップ)”キャンペーンを開始。10月16日(水)には、その特別Tシャツを世界5都市(東京、NY、ベルリン、リオデジャネイロ、香港)にて無料配布。東京では表参道店にて実施し、そのTシャツ着用の写真をフォトブースで撮影、SNS拡散を呼びかけるとともに、その写真はニューヨークのタイムズ・スクエアのデジタルビルボードにてシェアされる、グローバルなソーシャルイベントを開催予定です。
・「MICHAEL KORS」 http://www.michaelkors.jp/
「BEAMS(ビームス)」は、原宿エリアの各レーベル路面店でさまざまなコンテンツを用意し、各店それぞれ参加。来店客にはオリジナルノベルティ「gonoturn(ゴノタン)」のマスクを進呈。「International Gallery BEAMS(インターナショナルギャラリー ビームス)」には、そのマスクを着用し、小道具で自由に撮影できるフォトスペース”Happy Photo Booth”が登場。こちらは予想を上回る好評ぶりで、撮影待ちの列が途切れず、SNS上にも情報が次々にポストされ、それを見た別の来店者が撮影するという、狙い通りの展開も見られたといいます。当日の様子は、写真共有サイト「Flickr(フリッカー)」でアップされています。
「ビームスの店舗へ足を運んでくださる方には、ポップアップストアや限定アイテムのリリースなど、多数のトピックスをご用意していますが、ゴノタンのマスクは店舗以外の場所にも、手にされたお客様が着けて街を歩いていただくことで、その姿を見てなんだか楽しい気分になったり、くすっと笑ってしまったりと、楽しい気分やハッピーなムードを運ぶ役割を担っていました。Photo Boothは、撮影したい!人に見せたい(伝えたい)!という気持ちを引き出し、撮影した写真をSNS上に拡散していくきっかけにすべく、採用しました。」(株式会社ビームス コミュニケーションマネージャー 山村 香代子さん)
「gonoturn」マスクを着用して自由に撮影できる、”Happy Photo Booth”
「FNOは、ファッション業界を盛り上げるために行われるイベントとしては、グローバルな展開であることや、お客様が直接参加できるという点で、他に例を見ないものだと思います。東京での展開も今年で5回目となり、ずいぶん定着してきたようです。ビームスのお客様も心待ちにされている方が年々増えてきました。”お祭り”にとどまらず、実際に市場をますます活性化していくイベントになることを期待しながら、参加店舗としてできることを模索し続けたいと思います。」(山村さん)
International Gallery BEAMSでは「Sophia 203」別注アイテムリリースを記念して、「eatrip」によるケータリングも
BEAMS T原宿では、エキジビション『NOTION MOTION』を記念したシルクスクリーン ライブプリントを実施
BEAMS原宿では、アジアではエクスクルーシヴとなる「LEVI’S® SKATEBOARDING」コレクションを発売
Ray BEAMS原宿では、「JACKSON MATISSE」のポップアップストアが登場
BEAMS BOY原宿では、「NEW ERA」のポップアップストアが登場
なお、9月27日(金)には『STUDIO VOICE』特別号「MY NAME IS BEAMS ひと、未来、ビームス。」を発売。こちらは「ヒト」にフィーチャーしてビームスの今をひも解いていくコンテンツとなっており、ビームス・スタッフをはじめ、 NIGO®や槇原敬之、名和晃平や中川翔子など様々なジャンルで活躍するクリエイターが誌面に参加しています。
・「BEAMS」 http://www.beams.co.jp/
「UNITED ARROWS(ユナイテッドアローズ)」は、原宿本店 ウィメンズ館の10周年を記念し、店内でオリジナルプリクラ機を設置した無料撮影サービスを実施。これは、FNO前日9月6日(金)に開催された10周年記念イベント、”THE PARTY”10th ANNIVERSARYで披露されたもの。同イベントでは10周年スペシャルアイテムの販売や人気ブランド「beautiful people (ビューティフル ピープル)」のメンバーによるバンド演奏、「クッキーボーイ」による数量限定のアイシングクッキーのワークショップなど、多くの一般客や業界関係者が参加し、周年を祝福しました。
また、スペシャルラッピングを施したロンドンバス・ケーブルカーをチャーターし、原宿・青山エリアの開催店舗間を周遊するサービスも実施。ショッピングイベントならではの豪華企画となっています。
「FNOでは毎年様々なジャンルのお客さまに喜んでいただけるこのイベントを通して、当店だけでなくファッション業界を盛り上げる力添えができればと思っています。今回は、とっておきのオシャレをして思い出の一枚を撮影する時間楽しんでいただきたくて企画しました。23時までフォトブースは人が絶えず、盛り上がりました。ロンドンバスにも多くのお客様にご乗車頂きました。」(「UNITED ARROWS」プレス 足立 沙織さん)
原宿本店 ウィメンズ館入り口にオリジナルプリクラ機が登場
来場者は無料でオリジナルプリクラを体験
原宿本店 ウィメンズ館 10周年記念スペシャルアイテムを販売
スペシャルラッピングを施したロンドンバス・ケーブルカーをチャーター
なお、「UNITED ARROWS」は現在、ファッションの力で来店客の”世界を変える”ことを目指す”情熱的な接客”キャンペーン、「UNITED 世界を変える ARROWS」を9月6日(金)より実施中。昨年に続き、話題のキャンペーンとなっています。
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「ユナイテッドアローズ「情熱接客」本日スタート、ファッションで”世界を変える”キャンペーン」
・「UNITED ARROWS」 http://www.united-arrows.jp/
本日ご紹介した3ブランドの事例は、写真を入り口として”ブランドを体験”し、それを仲間にシェアしたり、家まで持って帰ってもらうことで、”写真という記録”から”ブランドの記憶”に変換する仕掛けとなるイベントコンテンツとして捉えられます。また、ユーザーの参加からシェアするまでの仕組みそのものは決して複雑ではなく、至ってシンプルな設計になっており、まさに”いま旬”イベントコンテンツのモデルケースとして参考にすることができます。
FNO特集は、まだまだ続きます。
-Vol.4はコチラ
【特集】独自取材!VOGUE JAPAN主催「FNO」にみる、”いま旬”イベントコンテンツとは? Vol.4
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