FASHION

千原ジュニアのモデル初挑戦から古田新太の女装まで、著名人起用プロモーションがファッション業界で再燃の理由



2010年「earth music&ecology(アースミュージック&エコロジー)」による宮崎あおいが”歌うCM”の成功を機に、ファッション業界で加速したテレビCMを起点とした著名人起用のプロモーション。それから4年経ち、今季はまた新たな形でプロモーション活用されています。

「SENSE OF PLACE by URBAN RESEARCH(センスオブプレイス バイ アーバンリサーチ)」は、俳優・古田新太をイメージモデルに起用した2015年春ビジュアルキャンペーンを12月3日(水)より展開。メンズビジュアルにくわえ、化粧にハイヒールを履いて怪しくポーズを決める”女装男子”としてレディスファッションにも挑戦。古田本人も「ドッキリに違いない…」と疑うほど、インパクトあるビジュアルにファッションニュースメディアで既に話題になっています。

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また、パルが展開するメンズファッションブランド「Lui’s(ルイス)」では、千原ジュニアがファッションモデル初挑戦としてビジュアルを公開。リーゼントヘアーやエアギターのポージングに、持ち前の長身のスタイルを生かしコーディネートを大人の男らしく着こなした姿は、普段とは全く異なる一面として注目を集めました。

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さらに、ユナイテッドアローズが世界を変える「情熱接客」キャンペーンでは、ミュージシャンの電気グルーヴをかわきりに、お笑い芸人のCOWCOWや渡辺直美、タレントの檀蜜や清水ミチコ、歌舞伎役者の坂東巳之助まで31組の著名人に”出張情熱接客”を行うWEBムービーを毎日公開。多岐にわたる豪華出演キャストが、今年で3回目でもはや恒例となりつつある同社のキャンペーンを盛り上げています。

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3つの事例に共通するのは、いずれもWEBメディアへのプレスリリース配信によって記事化され、広告がニュースになることでSNSで話題になっていることです。これは、「おしゃれなファッションブランド」×「テレビ=お茶の間で活躍するタレント」という”意外な組み合わせ”が、WEBメディアを中心にニュース化されやすく、さらにその画像や動画がSNSでシェアされることで話題拡散しやすいという、PRコンテンツとしての親和性が大きなメリットとなっています。また、タレント自身によるSNS発信も活発化していることで、そのフォロワーであるファンによる拡散やファンコミュニティの影響力も多分にあるため、通常のファッションメディアだけではアプローチできない、新規顧客へのさらなる話題拡散が可能になります。

若年層に限らず広い世代でスマートフォンでのコミュニケーションが前提となる昨今、PRコンテンツの”SNSとの相性”はより重要視すべきキーファクターとなっています。そういった視点から、著名人起用プロモーションは”バズりやすい”手法として、今あらためて活用されているのだとF.M.J.としては捉えています。

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