大丸松坂屋百貨店は、増加する訪日外国人客の中で超富裕層をターゲットにした時計販売サービスを大丸東京店で7月1日から開始することを発表。

これは、店舗に隣接するシャングリ・ラ ホテル 東京とタイアップした企画。ホテルのスイートルームなど52室の宿泊客に対し、ホテルコンシェルジュを通じてブランドなどの要望をヒアリング。店舗では通常販売していない、高級ブランド時計のプレミアムラインや数量限定品など、希少価値のあるブランド時計を取り寄せし、大丸・時計取引先・通訳の3名がホテルの部屋まで訪問して販売を行うサービスです。

同社によると、大丸東京店の免税品売り上げは対前年で3.5倍になり、中でも中華圏の売り上げシェアは約50％。東京駅という立地上、バスで移動する団体客は少なく、個人旅行で買い物を楽しむ、また、ビジネスで長期滞在するといった富裕層が多いのも特徴。そうした顧客への新しいサービスとして店頭にはないプレミアムな商品を提案するといいます。

活発化するインバウンド対応の新たな施策として、注目できます。