ユナイテッドアローズの海外子会社、台湾聯合艾諾股份有限公司は、「ユナイテッドアローズ アウトレット(UNITED ARROWS LTD. OUTLET)」初の海外直営店を、台湾・新北市林口に新規開業する「三井アウトレットパーク台湾林口」内に2016年1月27日オープンする。
同店は、2013年10月に出店した、ユナイテッドアローズ台北店と、2014年5月のビューティ&ユースユナイテッドアローズ 台北店(BEAUTY&YOUTH UNITED ARROWS)に続く、3店舗目となる海外直営店舗。今回の出店により、台北都心在住20代後半~30代カップルやヤングファミリー客層を中心に、一部台湾国外からの来館客層へのアプローチと、ストアブランドを広く訴求する機会を見込む。
展開商品は、中心割引率40~60%のアウトレット商品を中心に、一部ローカルニーズを取り入れたサイジングや色展開の商品もラインアップ。また、同社主要ストアブランドが取り扱うメンズ・ウィメンズウエアのほか、生活雑貨レーベル「スタイル フォーリビング(SYTLE for LIVING)」の展開も予定する。
出店先の「三井アウトレットパーク 台湾林口」は、三井不動産グループ初の台湾事業。昨今アジアからの訪日外国人観光客数が拡大、日本国内のアウトレットモールでの買物ニーズの高まりに比例し、台湾国内におけるアウトレットモールへの期待も高まりをみせていたことを背景にあるという。台北中心部や桃園国際空港からの便利なアクセス立地と、優れた住環境で人口が急速に増加している林口エリアに誕生。インターナショナル・日本・台湾ブランドを組み合わせた、台湾のアウトレット初出店52店舗を含む約220店舗が出店、台湾北部エリア最大のアウトレットモールとなる。
ディベロッパー大手である三井不動産グループによる、アジアでの開発事業拡大は成長戦略の1つの位置づけとなっており、国内飽和化が進むファッション業界としても期待と注目が集まる新事業といえそうだ。