ユニクロ パリR&Dセンターのアーティスティックディレクターに、クリストフ・ルメールが就任。ルメールが手掛ける新ライン「ユニクロ ユー(Uniqlo U)」が、9月30日より発売される。
ルメールは、これまでラコステやエルメスといった世界を代表するブランドやメゾンのアーティスティックディレクターなどを歴任。2015年秋冬から2016年春夏までの2シーズン、ユニクロとのコラボレーション「ユニクロ アンド ルメール(UNIQLO AND LEMAIRE)」を手がけた。
今回の「ユニクロ ユー」は、”日常”にこだわり、”シンプルなものを、さらに良いものへ”、といった「ライフウェア」をコンセプトに掲げ、一時の流行を超え、デザイン、生地の選定、縫製において細部まで洗練された服づくりを目指す。今回の取り組みに至った理由として、同社の勝田幸宏・執行役員は、「現在のユニクロのデザインチームだけでは難しかったデザイン、縫製をより高いレベルに底上げしたかった」と語る。
クリストフ・ルメールは、「今回ユニクロのチームの一員として、世界中の人々の日常着というスケールの大きなユニクロのLifeWearのデザインに携わることに、デザイナーとして大きな挑戦と喜びを感じています。」とコメント。
2016年秋冬コレクションでは、ニット、アウター、ワンピース、ジャケットなどウィメンズ52型、メンズ35型を展開。日本、ヨーロッパ、カナダの全67店舗とオンラインストアでフルラインアップを、一部商品は230店舗で販売される。
価格帯もできるだけ通常ラインに近づけて設定。あくまでもユニクロに求められる価格帯を維持するという、世界のトップデザイナーが手掛ける“日常服”は、価格以上のFEEL-GOODな価値を私たちに提供してくれそうだ。