21_21 DESIGN SIGHTが、企画展「アスリート展」を開催中。会期は、2月17日から6月4日まで。
アスリート展は、元陸上競技選手の為末大、デザインエンジニアの緒方壽人と 研究者/映像作家の菅 俊一との3名を展覧会ディレクターに迎え、アシックス、アメア スポーツ ジャパン、ゴールドウインなどのスポーツブランドやテクノロジーに関わる企業をはじめ、様々な分野で活躍するクリエイター、団体、機関と協働する。
会場では、アスリートの躍動する身体を映像や写真で紹介するほか、体感型の展示を通して、身体や心理をコントロールする知覚、戦術における情報解析、身体拡張を支えるスポーツギアなど、アスリートをかたちづくる様々な側面をデザインの視点から紐解いていく。
トップアスリートの経験を踏まえ様々な活動を行う、為末大は、「私にとってアスリートでいるということ、行為を行い極めるということでした。行為は自発的なものもありますが、相手選手に合わせたり、風や地面に合わせたりと、環境に対応することもあります。普段何気なく踏み出している足や、コップを掴む腕、ぼんやりとブラウザを眺めている目の延長にアスリートはいます。ある行為を極めていくことで、感覚が鋭敏になり、知らなかった自分に出会えるようになり ます。アスリートがいる世界は全く違う世界ではありませんが、少しだけ細かなことに気がつく世界です。アスリート性は誰にでもありますが、手に入れるのに時間と労力がかかります。『アスリート展』でそれをのぞいてみませんか。」とコメントする。
なお、会期中はアスリートやクリエイターが登壇するトークショーやワークショップを開催するほか、今回のためにデザインされた、架空のスポーツブランド「ハードラー(HURDLER)」のオリジナルグッズも販売される。
2020年の東京五輪に向け、より高まりをみせるスポーツムード。そのアスリートの世界をデザインの視点から体感できる、史上初の展覧会といえそうだ。
「アスリート展」開催概要
- 会期:2017年2月17日(金)〜6月4日(日)
- 休館日:火曜日(5月2日特別開館)
- 開館時間:10:00〜19:00(入場18:30まで)
- 入場料:一般 1,100 円、大学生 800 円、高校生 500 円、中学生以下無料
- 会場:21_21 DESIGN SIGHT(ギャラリー1、2)
- 住所:東京都港区赤坂 9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン
- TEL:03-3475-2121
- 主催:21_21 DESIGN SIGHT、公益財団法人 三宅一生デザイン文化財団
- 後援:文化庁、スポーツ庁、経済産業省、港区教育委員会
- 協力:アシックススポーツ工学研究所、キヤノン株式会社、キヤノンマーケティングジャパン株式会社、ゲッティイメージズジャパン株式会社、 独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター
- 21_21 DESIGN SIGHT ディレクター:三宅一生、佐藤 卓、深澤直人
- 同アソシエイトディレクター:川上典李子