シャネル(CHANEL)が、ウェブサイト「インサイド シャネル(INSIDE CHANEL)」の第二十一章となる「ガブリエル 情熱の追求」を公開した。
最新のショートフィルムでは、本能的に時代のムードを掴み取り、既存のルールや慣習を打ち破って大胆に行動したガブリエルの功績を称え、彼女の情熱を表現する3つのキーワード「掌握(SEIZE)」「挑戦(DARE)」「創造(CREATE)」を通して、創業者である彼女の革新的なクリエイションとその情熱の源について探っていく。
「オーヴェルニュで唯一の活火山のような私」とユーモアたっぷりに語るガブリエル。常に行動することを求めたその内面には、赤々と燃え上がる情熱の炎、衰えを知らない原動力、そして、卓越した創造力やパーフェクションを追求する想いが溢れていたという。そして、自身の情熱的でロマンティックな恋愛を通して、恋する女性の激しい感情をクリエイションに投影し、時代の流行や社会的制約から解放されたいと願う女性たちに、ブラックドレス、ツイードジャケット、ジャージー素材の服といった新しいスタイルを提案したことなどが語られる。
さらに、ガブリエルが「正しさとは何かを教えてくれたのは芸術家たち」と話すように、彼女の友人であったジャン・コクトー(Jean Cocteau)、サルバドール・ダリ(Salvador Dali)、パブロ・ピカソ(Pablo Picasso)といった世界的なアーティストや、ヴェネチアの教会、バロック様式やビザンティン美術など、メゾンの世界観に大きな影響を与えた芸術や建築などについても触れられている。
なお、シャネルの公式サイト(http://inside.chanel.com)では、「インサイド シャネル」の全フィルムを公開中。それぞれのフィルムが新しいストーリーへのインビテーションとなっており、メゾンの歴史と創業者に関する本をめくるように楽しむことができる。
《Akiko Hanazawa》
[元記事:シャネル、創業者ガブリエルの情熱の源に迫る新作フィルムを公開]
- 自由の概念を提唱したガブリエル・シャネル、新作フィルム「ガブリエル 自由の探求」
- シャネルの新作フィルム「シャネルの時間」公開、時計は“唯一無二の今”を告げるジュエリー
- 小松菜奈がシャネルのアトリエを訪れる、2016-17年 メティエダールコレクション特別ムービー第2弾
- フェンディ、15分ムービーでブランドの核心に迫る