ビームスは、新潟を拠点に活動するグリーンズグリーン(Green’s Green)とコラボし、苔や盆栽などグリーンインテリアの新しい楽しみ方を提案するポップアップショップ「苔 Green’s Green × BEAMS JAPAN」を、新宿のビームス ジャパンで2月21日から3月26日までの期間、開催する。
グリーンズグリーンは、苗木の産地として知られる新潟県を拠点に多種多様な苔を用いて、こけ玉や苔のシートといったグリーンインテリアを生産している。代表的な商品「マスモス(MASUMOS)」は、枡(MASU)と苔(MOSS)に国内産の園芸植物を組み合わせてつくられており、日本の森林資源と日本の技術が詰まった美しい作品として、国内外から広く注目を集めている。
同ポップアップショップでは、桜などの「マスモス(3,700円〜)」の他、土を使わず特殊な不織布で栽培した「砂苔シート(3,700円)」、青森ヒバの端材を器にした盆栽「非盆(12,000円〜)」、テラリウムにLED照明を装着した「モスライト(28,000円)」等を取り扱う。
期間中には店頭で「マスモス」や「モスライト」を参加者自身がつくるワークショップも行うほか、特設ウェブページではグリーンインテリアを楽しむビームススタッフの暮らしぶりを紹介。同企画を通し、苔や盆栽の新しい楽しみ方と新潟県の園芸農業の魅力が楽しめるようになっている。
また、同ショップ5階の「フェニカ スタジオ( fennica STUDIO)」では、鳥取県の民芸品や食品の販売を通し、同県の魅力を紹介するイベント「ビームス アイ トットリ(BEAMS EYE TOTTORI)」が2月22日から3月3日までの期間、開催される。
美しい日本海、緑豊かな山里といった豊かな自然に囲まれた鳥取県では、天然資源を活かした手工芸品が古くから息づき、1930年頃からは柳宗悦の提唱する「民藝」に影響を受けた医師・吉田璋也氏の活動によって地方における民藝運動の拠点となり、多様な手仕事が育まれてきた歴史を持つ。
今回開催する同イベントでは、“デザインとクラフトの橋渡し”をテーマに掲げるビームスのレーベルである「フェニカ(fennica)」が、独自の視点でセレクトした陶器や木工、織物、刃物といった民藝品と、県産の豊富なお菓子や加工食品などの地産品も数々を取り揃う。
また、2月23日、24日には倉石市のセレクトショップ「ココロストア(COCOROSTORE)」のみで販売される、柄の部分が山桜で出来た「大塚刃物鍛冶」の包丁オーダー会が開催される予定。(時間は11時から18時)
その他、同社公式サイト内に公開中の「fennica things “フェニカの鳥取”」では、現地取材を通して鳥取の民藝、食、各種アドレスが紹介されている。フェニカによる鳥取県にフォーカスしたイベント開催は、2018年3月に原宿にある「インターナショナルギャラリー ビームス」で開催した「TOTTORI put a bird on it – 暮らしにちょっと鳥取を -」に続き2回目となる。