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4月4日開業、日本初の無印良品を体現するホテル「MUJI HOTEL GINZA」の宿泊予約が開始。同ビル内に建つ無印良品 銀座には、アートアトリエやレストランも併設



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無印良品を展開する良品計画は、USDと共同し、日本初となる「MUJI HOTEL GINZA」を4月4日に開業する。尚、3月20日より公式サイトにて宿泊予約が開始される。
MUJI HOTELは、「アンチゴージャス、アンチチープ」をコンセプトに、ちょうど良い価格で良く眠れ、旅先において体と心を整える空間と、宿泊客と土地をつなげるサービスを提供する目的を持つ。中国の深圳、北京に続く3か所目として、無印良品の世界旗艦店「無印良品 銀座」とともに開業する同ホテルは、6階にフロントとレストラン「WA」を設置、7~10階で79部屋の客室を提供する。

昨年中国・北京に開業した「MUJI HOTEL BEIJING」と同様に、良品計画によるコンセプト提供と内装デザイン監修の下、国内外でまちづくりにつながる場を手がけるUDSが企画、内装設計、運営及び経営を行う同ホテルは、無印良品の思想を体現するホテルとなる。旅先であってもいつもの生活の延長の感覚で心地よく過ごせ、古きと新しきが交わる街、銀座をより深く味わい、楽しむ、旅の拠点となることを目指す。

内装は木・石・土といった自然素材を中心にしながら、共用部には50年前に東京を走っていた路面電車の敷石や、船の廃材などを用いて、時間が作り出す風合いを空間に取り入れている。また、ホテルスタッフの案内による銀座ツアーや、ランニングウェアの貸出といったサービスも提供予定だ。

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全79室の客室は旅先のからだと心を整える工夫を凝らし、家のようなくつろぎと、気持ち良さを追求。ベッドは眠りと姿勢の研究に基づくマットレス。やさしい触り心地のバスタオルや、自然な眠りに導く照明などを整えている。窓に向かってすっと伸びる細長いレイアウトが特徴的な客室は9タイプ。畳を入れた部屋や 2段ベッドの部屋、3名や4名で利用可能な部屋も用意。客室の備品の一部は1~6階の無印良品店舗で購入が可能となる。

部屋の価格設定に関しては、平日や祝日、ハイシーズンやオフシーズンといった繁閑の差で価格を変動させることなく提供。いつでも、誰でも、同じ部屋を同じ価格で予約することができ、消費税やサービス料を含めた価格表記でシンプルな料金体系を選択している。アンチゴージャス、アンチチープのコンセプトのもと、利用者にとってわかりやすい価格設定に固定し、部屋の広さに応じた価格となっている。(セミダブル 14,900円〜、ダブル 27,900円〜、ツイン 35,900円〜)

6階のレストラン「ワ(WA)」では、日本各地で食べ続けられているふるさとの味に触れ、豊かな日本の風土を、食を通して楽しめるようなメニューを提供。南北に長い日本ではそれぞれの気候や風土で育まれ、食べつながれてきた味があり、そしてその味には、その時々の自然の恵みを無駄なく美味しく食べる知恵と工夫がつまっている。同レストランでは定期的に日本の各地を訪れて、それぞれの地域のくらしに染み込んだ味を見つけて、届けていく。注文ごとに一合羽釜で炊き上げるお米は、高品質なお米の産地として注目が高まっている飛騨高山のコシヒカリが楽しめる。日本酒は、老舗から若手まで腕利きのつくり手から集めたものを用意。

また、同ホテルに併設する無印良品 銀座では、6階にアートアトリエ、地下1階にはレストランがオープンする。

6階「アトリエ ムジ ギンザ(ATELIER MUJI GINZA)」は、デザインをテーマに無印良品が考える未来を見据えたメッセージを発信する複合的なデザイン文化の発信基地となる。ものづくりやデザインにまつわる展示を行う2つの「ギャラリー(Gallery)」、おいしいコーヒーやお酒とともに語らい集う「サロン(Salon)」、デザインやアートの古書や希少本なども取り揃えた「ライブラリー(Library)」、イベントを開催する「ラウンジ(Lounge)」の5つの空間で構成されており、それぞれのスペースで行う展示やイベント、メニューや書籍などを通じて、デザインについて考えるコミュニケーションの場として育っていくことを目指す。

エスカレーターを挟んだ真向いにある2つのギャラリーでは、展示を通じて、多様な意見や価値観を共有し、行動することによってつくられる未来を考えていく。オープニング企画とし、ギャラリー1では、「変える。エンツォ・マーリと“栗の木プロジェクト”展 永井敬二コレクションより」を4月4日から7月21日の期間で開催。 ギャラリー2では、「言葉からはじまるデザイン 栗の木プロジェクト展」を4月4日から6月23日の期間で開催する。

「サロン」では、大きな楠のバーカウンターと、ゆったりとくつろげるテーブル席が並ぶ。厳選された生産者や作り手によるコーヒーや紅茶、長年愛されるクラシックなカクテルとともに、落ち着いたひとときを過ごすことが出来る。「ライブラリー」では、「アトリエ(ATELIER)」や「ブック デザイン(Book Design)」などのA~Zまでのキーワードをもとに選書された、デザインにまつわる書籍が楽しめる展示ゾーンだ。今となってはなかなか手に入らない古書も設置しており、ふと手にとった書籍がコミュニケーションや議論を起こすきっかけとなることを目指す。

また、同アトリエのオープンを記念し、ラウンジにて無印良品のアドバイザリーボードおよび同社会長の金井氏がそれぞれの考える「デザイン」について語るトークイベントを開催。。イベントの申込み、詳細については、3月25日より同アトリエ公式ウェブサイにて確認が可能。尚、入場は無料で、営業時間は10時から21時まで、サロンのみ26時までの営業となる。

地下1階「ムジ ダイナー(MUJI Diner)」は、家族や友人、あるいは一人の時間を満喫しながら、朝から晩まで利用可能な計118席のレストランだ。もぎたてのトマトをまる齧りしたときの、みずみずしい甘みや酸味。同社が大切にしているのは、そんな「素の食」のおいしさ。カラダにやさしく、食べて美味しい「素の食」を、ゆったりとした空間で提供することで、食の大切さ・楽しさを伝えていくことを目的とする。

MUJI HOTEL GINZA
所在地:東京都中央区銀座3丁目3番5号
開業日:2019年4月4日 (予定)
宿泊予約開始:2019年3月20日(予定)
客室構成:全79室、14㎡~52㎡
フロア構成:6階:フロント、レストラン 7階-10階:客室
レストラン:6階 レストランWA 51席
企画・内装設計・運営・経営:UDS株式会社

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