イケア(IKEA)が、初の都市型店舗である「イケア(IKEA)原宿」を、新型コロナウイルス感染症予防・拡大防止対策を講じた上で、6月8日に開業することを発表。
同店では、都心型の暮らしに特化したソリューションやサステナブルな商品を手ごろな価格で、限られた居住空間で暮らす方々のニーズをサポート。都市部での毎日の忙しい暮らしの中、便利なロケーションで気軽に買い物が楽しめるのが魅力だ。
都市部の暮らしのニーズを反映したレイアウトの売り場は、「眠る」、「整える」、「くつろぐ」、「料理する」の4つのニーズで構成。
ルームセットは、都市の限られたスペースが課題であることを踏まえ、レイアウトやサイズを合わせ、スペースの有効活用を提案。一人暮らし向けの部屋、低価格で実現する部屋など、都市部の暮らしを反映した部屋が充実しているのも特徴だ。
1階には、同社において国内外でも初となる「スウェーデンコンビニ」が登場。エコバッグや植物由来の素材で出来たフリーザーバッグのイースタード(ISTAD)、プラントラーメンなど、手頃かつサステナブルな商品が揃う。コンビニ内のコーヒースタンドでは、コーヒーや、 シナモンロール、プラントベースのソフトアイスやサンデーなどをテイクアウトで楽しめるようになっている。
2階の「スウェーデンカフェ」で販売する「ツンブロード(TUNNBRÖD)」は、スウェーデン伝統のフラットブレッドに具材をのせたメニューで、クレープや食べ歩きカルチャーの発信地である原宿との文化融合から生まれた新メニューとして誕生。全世界の店舗において、同店のみでの展開となる。
同社が推進するサステナビリティにおいても、同店が原宿でのサステナブルの発信地となることを目指し、複数の取り組みを実施。
EVトラックを導入し、2030年までに全てのバリューチェーンからの温室効果ガスの絶対排出量を2016年と比較し、最低でも15パーセント削減することを目標。その目標への一歩として、3月より、ゼロエミッションで地球環境に配慮したEVトラックを2台導入するなど、サステナブルな配送を実施。
2階のカフェにある2本の植木の鉢には、クリスマス時期に販売した本物のもみの木の再利用策とし、もみの木をチップ化したものを、香り高いグランドカバーとして利用。
国内店舗全てが、無料で給水場所が探せるアプリ「マイミズ(mymizu)」を通じ、無料給水スポットとして登録。同店では、1階のコンビニのコーヒースタンドそばに給水スポットを設置し、マイボトル持参で気軽に利用が可能だ。
オープンにあたり、新型コロナウイルスの感染予防・拡大防止策を実施。店内の複数箇所に手指消毒液のボトルを設置。混雑緩和の対策とし、店頭のチケットシステムにて入場整理券を発行する他、状況によっては入場制限を行う。接客面では、レジなど対面する所にはビニールカーテンを設置。接客中には一定の距離を保つ他、同スペースを活用しいていく。スタッフはマスクの着用、また必要に応じてフェイスシールドを着用する。飲食エリアでは、席数を40席に限定し、余裕を持ったテーブルのレイアウトで、密を回避。顧客に対しても、開店前の行列・長時間の滞在の自粛、小人数での来店、店内ではマスク着用に加え、ソーシャルディスタンス確保の協力を仰ぎ、安全対策を講じていく。
イケア原宿
住所:東京都渋谷区神宮前1-14-30 WITH HARAJUKU内
アクセス: JR原宿駅徒歩1分、東京メトロ千代田線明治神宮前〈原宿〉駅徒歩1分
総面積:約2,500平方メートル
営業時間:10時〜21時(当面の間、11時〜20時に時間短縮営業) ※ただし同館の営業日に準じ、年1回の全館閉館日は休業
カフェ席数:152席 ※オープン時には安全対策・混雑対策のため座席を間引き、40 席
開業日:6月8日(予定)
ストアマネージャー :青木エリナ